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無、しらね〜歌ノ悲シ 〜

 こんばんわ。

 君のように明るく過ごせたら良いと思うけれど、周りがそれを許してくれません。手足で体を言葉で心を傷付けてくるのです。

 僕は胸の痛みを感じつつ森の奥へと向かって、光の差さぬ所に座ります。独りで静かに涙するのは見られたくないから、人の目を避けています。

 一つだけの願いが叶うまで、心の時を止めて待つことにしました。母の笑う顔が戻って来る日を信じ、力を振るわれ生きてゆきます。

 第百八十九番のテーマは、涙です。口吟(くちずさ)んだメロディーに言葉を当て()めて作りました。耳に残る悲しみがあるようにと歌います。


 「シラシドラシラソ

  ソドレミファシラシ

  シラシドラシラソ

  ソドレミファソ


  かなしいさみしく

  ひとりのわたしは

  くらくてふかきし

  きりがもりに

  いつもないている

  むねのいたみから

  こころでねがうの

  ときをとめた

  むかしのようにね

  わらいたいゆめよ

  もういちどだけと

  かえってきて

  まちつづけいまも

  おとのないこえで

  おもいをさけんだ

  とおいそらへ」


 ……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。


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