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無、しらね〜役ヲ負ウ 〜
こんにちは。
君のように普通の人間になりたいです。休日は自由に好きなことをして過ごしたいです。風習や伝統などに縛られるのは疲れます。
僕みたいに特別な存在でありたいなんて、何度と聞いたことでしょう。分からないくせに分かるよと、言われたくありません。苛つきます。
森を守る者として迷った人を助けた時は、役に立てて嬉しく思います。苦痛の日々も無駄ではなかったと、実感できるからです。
第百八十六番のテーマは、役目です。この世で生きる全てにそれは与えられています。定めを受け入れ励む今を書きては歌います。
「私が生まれた家は
代々続く守人なり
親から子へと伝え
身に付けてる笛よ
森の全ての存在に
吹き渡る音は清く
獣ら怒りを鎮めて
命を尊ぶ役目負う
風に想いを乗せて
今の日に感謝する
晴れも雨も歌うよ
心から心へ波広ぐ」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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