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無、しらね〜石ノ輝キ 〜
こんにちは。
君も目を閉じてごらん。真っ暗な中で輝く物が見えるでしょう。台の上でゆっくり回るそれは、何色の宝石だろうと気になります。
僕の目の前にはダイヤモンドが、虹の光を放っていました。大きくはないけど明るさがあって、面の数の多きことに思う所があります。
最初は石ころでも磨くほどに、個性や才能が現れてくるものです。苦難を乗り越えれば増してゆき、人を引き寄せる力を持ちます。
第百八十四番のテーマは、宝石です。努力しても埋まらない差はあるかと思いますが。仕方ないことと諦めずに存在を示そうと歌います。
「貴方の胸の内にある
煌めく宝の石の名を
少しだけと教えてね
外見よりも質こそが
最も大事な事なのさ
閉じた瞼の奥で見る
暗闇も放つ石の様を
色形や面の数でさえ
世界に一つ同じない
磨けば更に光るんだ」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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