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無、しらね〜姿ノ導キ 〜

 こんにちは。

 君のような暮らしに憧れるけれど、親の縛りから抜け出せそうにありません。今も怒りを買ってしまったことで、窓の近くに繋がれています。

 僕は家族の幸せのために不幸となって、悲しみや痛みを受け入れてきました。夢のように笑う顔を見たいだけなのに叶わないです。

 泣きに泣きながら顔を上げると、大きな翼を広げて飛び立つ影を目にしました。白く美しく輝いていたそれは、心にいつまでも残っています。

 第百八十一番のテーマは、体験です。天のお告げのように思えたこと、忘れることは無いでしょう。涙を()らし仰ぎながら歌います。


 「悲しくて寂しくて もう戻れはしないのかな

  開けた部屋の窓に ひえびえ風が吹き込んだ

  息が(しら)み寒いはず それなのに体は震えない

  青い空で流れてる ふわふわ雲をただ見てた

  時々顔出す太陽の きらめき(まぶ)しく美しいな

  目を閉じて心から あったかい光を感じてた

  (しばら)くして仰ぎ見る その瞬間に飛び立ってく

  私が見た大き鳥は かすみの空へ消えたんだ

  ()れは(まこと)か幻かと まるで願いを映したよう

  冷たい(かご)から放れ いつも夢見てた自由へと

  翼を広げ楽しげに ひらひら舞うは白き羽よ

  何を伝えてくれた コトバ無きとも(わか)ってる

  明日(あす)に望みなくて たとえ帰れない叶わぬも

  前向いて今生きて ゆっくり探し行けばいい

  自分らしく堂々と ありのままに過ごすんだ

  残された時の限り できることをしてゆこう」


 ……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。


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