秋、みのり~郷ノ帰ル ~
こんにちは。
君は生まれ育った町を出て、月日はどれほど経っただろう。故郷で暮らしている両親や友だちの所へ、帰りたいと思う時がありますよね。
僕の心はいつまでも、古き良き家に居るんだ。目を閉じ馳せては今もなお、変わらぬ姿で建っています。今頃どこで何してるのかと、探し歩く。
出来るだけ早く顔を見られればと、思ってはいるけど。時間が作れず会えぬまま、亡き人になられては話すことも難しくなってしまいます。
第十七番のテーマは、故郷です。不便な暮らしから離れゆく者と、我が子の帰りを待つ者を、寂しさ感じながら歌います。
「離れた 田舎 減りゆく 人
若きは 都会 増えゆく 物
送るも 手紙 聞こえぬ 声
寂しく 窓辺 見上げる 空
帰らぬ 子供 待ってる 母
移るよ 季節 枯れゆく 庭
挫けて 夜道 受け入る 家
過ぎゆく時間 煌め く 水
戻ろう 一度 愛す る 町
招くよ 家族 連れてく 店
重ねた 記憶 起こりし 刻
迎える 言葉 浮かべる 顔」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆




