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秋、みのり~秋ノ深シ ~
黄昏だね。
君の服も今頃は、冬物となっているでしょう。陰暦十一月は霜の降りる時期だそうで、少しずつ寒さが厳しくなってきました。
僕は目に染みる風に逆らいながら、歩く道の上で感じたこと。夏が終わってしまえばこんなにも、静か寂しいものなんだね。
一人でも黙々と帰るのは、誰かと話しつつ帰るよりも、距離が長く思えたんだ。日が暮れたら夜になるまで、五分も掛からないと思うよ。
第十六番のテーマは、十一月です。秋の終わりを迎え、声は内に籠もる今に、何を感じていますか。景色を言葉で映せればと歌います。
「霜月を 迎え 半ば 過ぎ
喧騒は去りて 木葉 散る
寒風が吹きて 上着 寄せ
田道を 歩く 前へ 突く
夕暮を 眺め 想い 更け
回想は 綾に 水面 湧く
涙目に気付き 手甲 拭き
家路を 急ぎ 前へ 向く」
……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。
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