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冬、かれる～樅ノ飾リ①～

　もうすぐ、イブだね。

　君の町でも寒い道を歩けば、店から聞こえてくるでしょう。赤鼻のトナカイやジングルベルは、特に良く聞くと思います。

　僕はそれによって楽しみになるも、今年の終わりが迫っていることに早さを感じるのです。最期のイベントの後にゆっくり、振り返ります。

　子供の頃に親から良（い）い子にしてないと、サンタクロースがプレゼントをくれないと。言葉を何歳まで信じていたのか。教えてもらえたら。

　第十四番のテーマは、クリスマスです。七二三（ななにいさん）拍子を意識して作詞しました。聖夜の間に活動する姿を想像で見ながら歌います。

　「リンゴン鐘の　音　響く

　　雪見の　原に　橇（そり）　集う

　　最後の　締（しめ）と　声　交（かわ）し

　　トナカイ赤く　家　離れ

　　ジンジン鈴の　音　響く

　　月夜の　空に　橇　走る

　　善子（よいこ）の　元へ　幸（さち）　贈り

　　サンタ苦労す　忙（いそ）　巡り

　　スヤスヤ坊の　顔　覗（のぞ）く

　　今宵の　夢に　笑み浮べ

　　明日の　朝が　目に映る

　　樅（もみ）ノ木越えて　家　帰り」

　……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。

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