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冬、かれる〜樅ノ季ニ 〜

 こんばんわ。

 君もきっと冬となってからイブまでの日を数えてきたことでしょう。残り三となった今ではイルミネーションをあちこちで見ます。

 僕は道を歩いていると清らかな音が聞こえて、足を止め耳を澄まし、目をその方へ向けました。近付いて見れば可愛(かわい)い子が奏でているのです。

 一人ではなく十人だろうか、手にハンドベルを持ってメロディーを夜の空へ響かせていました。相当練習したようで、全くズレがありません。

 第百十二番のテーマは、クリスマスです。作詞する際に子供の姿に戻れば楽しくなって、幼心を思い浮かぶまま紡いだそれを歌います。


 「冬を迎えてから カウントダウン

  (もみ)の木を飾って 早く来てね

  (なが)く待っていた クリスマスの日

  雪が降りはじめ 笑い踊るよ


  赤と白の服着て 鈴を鳴らす(よる)

  心の嬉しさ歌い 空へ届ける

  星が雲に隠れも 七つ色が輝くね

  街は惚けて眠く 舟を()ぐよ


  年の残すは少し ラストイベント

  思い出とともに 皆で食べる

  先に後で味わう イチゴのケーキ

  夜も()け寝ては 朝を迎える」


 ……勇気を出して、本当に良かった。最後まで聴いてくれて、ありがとう。


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