俺のフラグ
初めての小説です。下手くそです。ダメ出しやアドバイスくれると励みになります。お願いしますm(_ _)m
俺の名前は中村拓也、高校1年生。一人暮らしをしている。
中3の春休みに俺の家の左隣に超絶美少女が引っ越してきた。美少女の名前は田中恋奈。なんと俺と同じの高校一年生だ。
同じ高校だと嬉しいな、と軽薄な願いだったが、神様が味方してくれたのか偶然、同じ学校のしかも、同じクラスだ...おいおい、神様。仕事しすぎだ。
高校の入学式が終わり、今日は4月の第一土曜日だ。なんというわけもないが俺は外を散歩しようと思い、玄関のドアを開けた。
「うわっ!」目の前にいたのは超絶美少女こと田中さんだった。俺は何で玄関の前にいるのか分からなく、ビックリした。
「ど、どうしてここにいるの?た、田中さん。」
「な、中村君だよね?私、この街に来て1ヶ月経つのに、まだ何がどこにあるのか分からないの。それで中村君に教えてもらおうと思ったんだけど...忙しかった?」
ちょっと待って、あまりに突然過ぎて過呼吸になりかけたんだけど。これってもしかしてデートのお誘いじゃね?ってことは俺の初デートは田中さんかぁ。神様ホントにありがとう。そうは言っても、忙しいって訳じゃないんだけど、美少女と会話するだけで緊張して汗バシャバシャ何ですけど…
でもここで断ったらフラグが折れるぞ中村拓也。頑張れ、俺!
「ううん、全然忙しくないよ。どういう所に行きたいの?」
「ごめんなさい。どういう所があるとかすらも分からないの。」
「ああ、そうなんだ。え?でもこの一ヶ月間どうやって生活してたの?」
「野菜とか必要なものは全部宅配です。」
あ〜確かに一週間に3回くらいトラックが家の前に止まってたかも...そういう事だったのか。
「分かったよ。まずは街の市場、ふれあいパークに行こう!」
ふれあいパークとは、物が安く売られたり地域の交流をすることが出来たりするところだ...って叔母さんが言ってた気がする。
「うん!ありがとう!」
ああ、田中さん。その笑顔素敵すぎます。
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「そう言えばご飯とか宅配してもらってるって言ってたけど田中さんは、一人暮らしをしているの?」
「うん、そうなの。両親がどっちも外国で働く事になって...私は日本に残ったんだけどね。ここの街に来たのは叔母さんの家が近いからなの。」
「結構大変なんだね。なんか悪い事聞いたかもしれない。ごめんね。」
「ううん。良いの...」
田中さんはうっすらな笑を落とした。
「そ、そろそろふれあいパークだよ。田中さん。」
「うわぁ、意外と大きいんだね!すごい!」
田中さんは笑顔が素晴らしいです。はい。罪悪感半端ないっす。
「あのね、田中さん...本当は初めてここに来るんだ、俺。ごめんね、黙ってて。俺も行ってみたからったから...」
「全然いいよ。なんだ、中村君も初めてなら緊張してそうしたよぉ」
はい、可愛い。罪悪感と田中さんの可愛さが合わさって変な気持ちになる。
初めてのふれあいパークは田中さんとのデート(?)でした。
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「いやーそれにしても広いね。このままだと迷子になっちゃうよ。」
おっと、これはもしかしてフラグの第2波か?これもしかして、メールアドレスの交換しとこうよ的な展開ですね。分かります。
見つけたフラグは回収する、それが俺の今出来ることだぁー!
「そうだね。田中さん携帯電話とか持ってる?」
はい、来た。見事な誘いから疑われないレベルでの連絡先交換。これぞ俺の真骨頂。どうだ見たか、非リア充共、せいぜい参考にするんだなwww
「ごめんね、中村君。私携帯電話持ってないの。」
よっしゃー!...ってあれ?なんか違くね?ここはスムーズに連絡先交換する流れだっただろ。
「そうか...」
あ、察したわ、これ。やんわりと俺振られたんだな。地味に傷つくぅー。
続く(*`・ω・)ゞ