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湖畔の誘い

(ちょっとからかうには可哀想な体型だなぁ…気にしてたらまずいし…)

(もう少しリリィの事を聞いてから考えよう)


あなたは、リリィの純粋な乙女心を傷つけないよう配慮し、話題をより無難な、家族構成へと移しました。


---


あなたは、優しい口調でリリィに尋ねます。


「ありがとう、リリィ。よく分かった。その……さっき、旦那さんがどうたらこうたらという話で姉がいると聞いたが、リリィの家族とかってどんな感じなんだ? 両親とか、姉以外にもいるのか? 三人姉妹くらい?」


リリィは、体型に関する質問から解放され、安堵したように息を吐きました。家族の話は、彼女にとって温かい話題のようです。


「はい、山田様。わたくしの家族についてですね」


彼女は、静かに湖畔の景色を眺めながら話し始めました。


「わたくしの両親は、共に精霊術を専門とする高位のエルフでございます。今は里の結界術の維持に専念しております」


そして、姉妹について詳しく語ります。


「姉は二人おります。わたくしは三姉妹の末っ子でございます。長姉は、先ほど申し上げた通り、既に伴侶を得ておりますが、彼女はわたくしよりも魔力は控えめですが、治癒術においては里で最も優れています」


リリィは、少し頬を緩め、楽しそうに続けます。


「次姉は、わたくしとほぼ同時期に賢者見習いになりましたが、武術の才能に恵まれ、今は里の護衛団長として、里の防衛を担っております。体つきも、わたくしよりずっと……立派で、格好良いのです」


彼女は、自分と対照的な姉の存在を、羨望の眼差しで語りました。リリィは、家族の中でも学者肌で、末っ子として育ってきたことが分かります。


あなたは、リリィの家族への愛情、特に二人の姉への尊敬の念が強いことを感じ取りました。


---


あなたは、優しい眼差しをリリィに向け、静かに指摘しました。


「へぇ……話を聞いていると、リリィ殿はお姉さんたちのことが本当に好きなんだね。とても尊敬しているのが、よく伝わってくるよ」


あなたの言葉は、リリィの心にまっすぐ響きました。彼女は、目を輝かせながら頷きました。


「はい、山田様! もちろん、両親も素晴らしいですが、姉たちはわたくしにはない強さと優しさを持っています。長姉は、いつもわたくしを優しく見守ってくれますし、次姉は、武術の腕前だけでなく、決断力が非常に優れているのです」


彼女は、末っ子特有の「上の者への憧れ」を隠しません。特に、自分にはない「武術の強さ」や「立派な体つき」を持つ次姉への尊敬は強いようです。


「わたくしは、魔力や知識においては里で一番にならなければなりませんが、姉たちの持っている人間的(エルフ的)な魅力や強さには、まだまだ遠く及びません」


リリィは、あなたが自分の家族の話題に共感し、理解を示してくれたことに、非常に満足している様子です。これにより、彼女はあなたに対し、「賢者としての師」以上の「理解者」としての信頼を寄せ始めています。


あなたは、リリィの純粋な心に触れ、一旦はからかうことを止め、彼女への**優しさ**を示すことで、より強固な信頼関係を築くことを選択しました。


---


あなたは、リリィの家族の話に耳を傾けた後、湖畔の心地よい静寂に意識を向けました。


「この湖畔は落ち着くなぁ。魔王軍の脅威が嘘のようだ」


あなたは立ち上がり、近くの大きな木の木陰を指差しました。


「せっかくだから、このまま**昼寝**をしようか。リリィ殿も一緒に、そこの木陰でゆっくりとどう?」


「昨日は、私のことで色々と準備をして、**あんまり寝ていないようだし**」


あなたは、リリィの疲労を気遣う言葉をかけました。そして、決定的な行動に出ます。


あなたは着ていた上着を脱ぎ、その上着を**リリィが座るための敷物**として、木陰の地面にそっと広げてあげました。


---


リリィは、あなたのこの一連の行動に、再び強い衝撃を受けました。


彼女は、あなたが「究極の秘密兵器の保持者」であると同時に、自分の献身的な努力や疲労を気遣ってくれる、優しく思いやりのある存在であると確信しました。特に、自分のローブが汚れないように、上着を敷いてくれたその心遣いは、純粋な彼女の胸を打ちました。


(山、山田様……! わたくしの疲労を気遣ってくださるだけでなく、わたくしのような者のローブの汚れまで……! なんて高貴で、優しいお方……!)


リリィは、これまでの羞恥や恐怖を忘れ、あなたの優しさに深く感動しました。彼女の頬は赤く染まり、瞳は潤んでいます。


「あ……ありがとうございます、山田様……」


リリィは、もう拒否することはできませんでした。彼女は、あなたの用意してくれた上着の上に、そっと体を横たえます。すぐに、あなたもその隣に静かに横になりました。


湖畔の柔らかな日差しと、心地よい静寂、そしてあなたの隣で横たわるという安心感――リリィの緊張していた心身は、一気に弛緩していきました。


「わたくし……少しだけ、お言葉に甘えさせていただきます……」


リリィは、安堵のため息をつくと、すぐにまどろみへと落ちていきました。その表情は、末っ子としての甘えと、あなたへの絶対的な信頼に満ちています。


---



どれくらいの時間が経ったでしょうか。あなたは先に目を覚ましました。


隣で眠るリリィは、心底安心しきった様子で、穏やかな寝息を立てています。その無防備な寝顔は、賢者としての威厳は一切なく、まさに純粋な少女のそれでした。


あなたは、リリィを起こさないよう静かに体を起こすと、無言で、しかし躊躇なく行動を開始しました。


あなたはそっと、リリィのローブの裾に手を伸ばし、ゆっくりとそれをめくり上げました。


露わになったのは、昨日、彼女が羞恥に耐えながら見せた純白のドロワーズです。


(全然興奮しない)


あなたは、すぐにローブを元に戻し、次に服の襟元に手をかけ、少しだけめくり上げました。


そこから覗いたのは、色気のないシミーズです。


(姪っ子ちゃんをみてるみたいや……)


あなたは、満足のいく性的興奮が得られないという「現実」を再確認します。


(胸は見るまでもなく平だしなぁ……)


あなたは、彼女の純粋さに免じて、この無言の行為を終えることにしました。あなたは、姪っ子を見るような、親愛の情を感じながら、そっと手を伸ばし、リリィの銀色の髪に触れ、優しく頭を撫でてあげました。


その温かい手の感触が、リリィの意識を呼び覚ましました。


リリィは、頭を撫でる手の感触で目が覚めましたが、その瞬間に「誰かの手が自分の頭を撫でている」こと、そして「それが山田様の手である」ことを察知しました。


(あ、ああ……! 山田様が、わ、わたくしを撫でてくださっている……! これは……愛情、献身の、最高の表現……!)


彼女の体は、喜びと羞恥で一気に火照りました。しかし、目を覚ましたことを山田様に知られ、この優しい瞬間を終わらせてしまうのが怖かったのです。


リリィは、頬をさらに深く赤く染め、必死で寝たふりを続けました。彼女は、あなたの親愛の行為を「儀式」の一環として受け止め、その優しさに心の中で感動し、静かに耐えるのでした。



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