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あなた方が呪いと呼ぶそれは本当は呪いではありません  作者: 真那月 凜


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31-3.自分を見つめ直す時

「どうだったかな俺の余興は」

「マックス様…」

アリシャナは呆れたようにマックスを見る

その後ろにはドミニクと、アレン、帝王夫妻も揃っていた

「最初から姿を戻す予定だったのですか?」

「一番効果的だろう?予想以上にあのご令嬢が盛り上げてくれたけど」

悪戯が成功したかのように言うマックスはアリシャナが幼い頃に見たマックスの面影を持っていた


「アリシャナ、エイドリアン、この馬鹿な人をどうか許してやって頂戴ね」

「叔母様…」

「エレナ、何もそんな言い方をしなくてもよかろう?」

「あら、アリシャナに許してもらえないってずっと落ち込んでたのはどこの誰かしら」

「母上流石にそれは外では言わない方が…」

ドミニクがすかさずクギを刺す


「でも事実でしょう?姪だと知った時には引き返せないところまで来ていたし、その後もアリシャナを前に撤回も出来ずに馬鹿みたいに凹んで…うっとおしいったら」

エレナの言葉にエイドリアンとアリシャナは顔を見合わせる


「国民の前できちんと説明して謝罪して…ようやくこの人なりにけじめをつけた感じかしらね」

「さっきも言いましたが俺は気にしてません。家族も今は前を見ています」

「…私ももういいです」

「アリシャナ?」

「エイドリアンが許してるのに私が許さないのもおかしな話ですもの」

「そうか…ありがとう…」

帝王の目には安堵の色が浮かんでいた


「これからは親戚づきあいをしましょう。アリシャナの会った事の無い親戚が沢山いますよ」

「母上は兄弟姉妹が多いですからね」

マックスが笑いながら言う


「これからは従兄妹として付き合ってくれると助かる」

「ドミニク様…」


「父上から帝王を継いだばかりで至らぬことも多いだろう。だからこそエイドリアンにもアリシャナにも助けて貰えると有難いと思ってるよ」

「アリシャナとの時間を必要以上に奪わないなら構いませんよ」

「ちょっ…リアン?」

「…そなた溺愛ぶりに拍車がかかってないか?」

慌てるアリシャナを見て元帝王が呆れたように言う


「あなたのおかげですよ。封印を解く直前、かなり煽っていただきましたから」

「気付いていたのか…」

「後からですがね。まぁその点は感謝してます」

エイドリアンは苦笑交じりに言う


「リアン、煽ったってどういうこと?」

「…リーシャを好きだと認めさせられたってことだよ」

エイドリアンはそう言ってアリシャナの頬に口づける


「…そのピアスもだけどかなりの独占欲だよな?アリシャナは窮屈なんじゃない?」

マックスがからかうように尋ねる


「窮屈だなんて思ってないですよ?私はリアンの側が一番落ち着きますから」

キッパリ言うアリシャナにみんなが顔を見合わせる

「余計なお世話だったようだな。まぁ辛い思いをしてきたキミたちがそうやって幸せそうに笑ってくれてるなら良しとしよう」

「アリシャナは瘴気を払い、エイドリアンは負を浄化する。今の君たちはいてくれるだけでも国の宝だ。2人が気持ちよくこの国にいてくれるように我々は努力しなくてはな」

ドミニクの言葉にアレンとマックスが頷いた


この舞踏会でのことと、2人の力のことは正式な声明として発表され、2人は勿論、スターリング家を取り巻く環境は少しずつ変わっていくこととなる

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