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あなた方が呪いと呼ぶそれは本当は呪いではありません  作者: 真那月 凜


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27-2.私の立場(side:アンジェラ)

「ナイジェルはアリシャナ様を不当に虐げていたことが証明されました。裁判の後、あなたがアリシャナ様にしてきたことも全て洗い出されました」

「は…?」

ちょっと待って…

私がアリシャナにしてきたことって…


「そういえばアリシャナの立場はどうなるのよ?あの子も…」

「アリシャナ様は既にブラックストーン家から縁を切られています。それはあなたもよくご存じでしょう?」

そういえばあの日…お父様が縁を切ると…

じゃぁあの子はあの家でヌクヌクと暮らしてるってこと?

許せない…


「奴隷以下の扱い、それを家族によくできたものだとあなたをおぞましく思うものが大勢います。そうそう、あなたの正体は()()()()()ではなく()()()()()だった、それが今のあなたへの評価ですよ」

教師は笑いながらそう言った

「私が…愚かな魔女ですって?」

私は思わず教師を殴っていた


「先生!大丈夫ですか?!」

メイドたちが騒ぎ出す

「大丈夫です。みなさんは持ち場に戻ってください。バートン様に報告だけお願いします」

「…承知しました」

大丈夫だからと再び言われ皆が散っていく


「報告って…」

私は嫌な予感がした

「お伝えしたはずですよ?あなたの立場は使用人以下だと。そのあなたが私に手を上げた。それがどういうことかお判りになりませんか?」

「!」

流石にまずいと思った

バートンは恐ろしく厳しい

メイドたちに手を上げる事さえ許さない


「相変わらず愚かなことをなさったようですねアンジェラさん」

「バートン…」

恐怖から嫌な汗が吹き出すのが分かる


「先生、本日はゆっくりお休みになってください。このおわびは改めて」

「お気になさらないで。でもそうですわね。今日は…」

少しバートンと話をしてから女は帰って行った


「アンジェラさん、あなたの新しい部屋を用意したのでそちらに移ってください」

「え…?」

待って、部屋を移るって何?


私が戸惑っていると両脇を護衛に掴まれた

そしてそのまま歩き出される

「ちょっと待ってよ!私はここに…」

拒否しようにもつま先しか地面についていない

踏ん張ることさえ叶わない


「こちらですよ」

そう言って放り込まれたのは狭いベッドと机しかない部屋だった

「何よここ…」

「昔、奴隷を使用人として使っていた時の部屋ですよ。今のあなたの立場には丁度良いでしょう」

バートンは淡々と言い放つ


「教師達に認められれば元の部屋へお戻りいただけますよ。それまではこの部屋で全てご自分でなさってください」

「イヤよそんなの…待って!謝るから!」

「あなたの謝罪は表面的なものですから意味はありません。食事だけはメイドが運びます。衣類はそのクローゼットに入っていますので洗濯もこの部屋の掃除もご自身でなさってください」

そう言ってバートンは出て行ってしまった

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