地理&用語集2
・<王>の居城。
旧マレクスの20パーセントを占める謎の地。周囲は天に届くほどの高い城壁によってさえぎられている。
・境界
居城の城壁から5キロあけて立っている城壁のこと。この城壁で外部と遮断していたが、連邦の侵攻によって、ところどころ崩壊している。かつては64の城門があったが、崩壊した穴を門に作り変えるなどして256に増えた。
・環
城壁と境界の間にある地域。魔物や狂った獣、天災などがはびこる旧マレクスにおいて最も安全で豊かな地域。立ち入りが厳しく制限されている。かつては64の都市があったが、現在は縮小分裂離散を繰り返して308ぐらいある。
・外
境界の外側を指す。街道沿いにある都市との貿易を終えた商人や戦争を終えた傭兵が環内に入城するまでの間待機するために都市機能を備えたキャンプ場が広がっている。最近は、そこに難民も住みつくようになっている。
・城門
環に入城するための関所を備えている。許可証を持つ者だけが入城できるよう見張っている。
・ゴミの王国
正式名称は百万都市。住民は1万人。現在の旧マレクスの首都に当たる地域。町の警備と守護は<DOW>が担当している。近隣の5つの都市が合体して出来た巨大都市。
・大都市 中都市 小都市 極小都市
環内にある都市。町の警備と守護は<T.T>が担当している。
・大街道
大陸を東西南北結ぶ大路。物資や情報ををスムーズに中央に運ぶため、途中に多くの都市を備えている。現在、環と対立する勢力が支配している。
・共同体
東西の大街道を支配する勢力。貧困にあえぎ、環内との貧富の格差をなくそうと平等をむねとするコムネ教を奉じる集団。ライカ曰く、その実態は環内の富を奪おうとするテロリスト。宗教を言い訳に使うため野党よりもたちが悪いらしい。敵対勢力の中で最大勢力を持つ。
・集団
北の大街道の半分を支配する勢力。環と共同体の争いを平定し、選ばれし選民によって、富を再配分し、階級による堅固な支配体制の樹立を目指す集団。実態は、何かの理由で追放や逃亡した棄民やその子孫達が現在の貧困にあえぎ、その鬱憤を晴らそうと暴走した集団。。現在、更に北の蛮族や異教徒、共同体に宣戦布告をし、戦争状態に入っている。
・自由者
南の大街道の半分を支配する勢力。最大の野盗勢力。普段は交易などで潤っているが、奴隷の獲得を狙って、近隣の都市や環を襲っている。街は治安は最悪だが、あらゆる娯楽があり、金さえあれば何でもやってもいいという、一部の者からすれば天国のような地域らしい。
・<古賢者>
マレクス神聖国が健在だったときに弾圧を潜り抜けて地下活動を行っていた<賢者>達。現在の<賢者>を破門にして関わりを断っている。
・棄民
<王>の居城から追放された者もしくは出ていった者を指す。前者は記憶を無くしている。後者は何故か中の事を決して言わない。そして、何者かの追撃に怯えている。
・賤民
初めから<王>の居城の外側に住んでいる者のこと。
・選民
<王>の居城に住んでいる者たちのことを指すと思われる。