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マナだまりに出来たダンジョンだけあって、次の日には、前日の半分くらいマナが回復していた。
マナは使わないと、停滞するので、使った方がいいらしい。
現在のダンジョン。
神殿
イビルシード部屋
(草原洞窟+地底湖)
元の洞窟
こんな感じだ。
ここに、何を足すか考える。
一番優先は、食料問題。
新しく小さな部屋を作り、そこで、実をつける植物モンスターを育てることにする。
プラントカプアという赤い丸い実をつけるモンスターを1体生む。
イビルシードが、ランク外の雑魚モンスターだったら、プラントカプアは、10段階で、9番目くらいのランク。
マナ的には、まだ、なんとかやりくりは出来るレベルではある。
プラントカプアに水をやるのは地味に大変だった。
バケツを出して、地底湖を10往復した。
まあ、プラントカプアが喜んでいたので、いいだろう。
ちなみに、イビルシードは10cmくらいで、オレンジと茶色の縞模様に、顔がある。
そんなモンスターだ。
プラントカプアは、普通の2mくらいの木で、幹のところに顔がある。
ついでに、土魔法のサンドバレッドが使える。
サンドバレッドは、要するに土の塊をぶつけるくらいの魔法だ。
モンスターを生むとそのモンスターの特徴や、特性が自然と理解出来るようになる。
プラントカプアは、魔法を使うと、実をつけるのが遅くなるらしいので、遊びで、使わないように言っておいた。
俺について。
マナを食事がわりにも出来るようになったので、2日何も食べていない。
明日にはプラントカプアの実を食べられるのが、少し楽しみだ。
イビルシードは、ほとんど動かない。
俺が、近づくと反応はするが、それだけだ。
でも、なんだか憎めないそんな雰囲気がある。
モンスターとの意思疎通だが、言葉はわからない。
代わりに、何か思念のようなものがわかるようになった。
水が欲しいとか、もう満足とか。
そんなことくらいだが、理解出来るようになっている。
2日目も、こうして終わるのかなあと思っていたところ、ダンジョンの先の洞窟に、侵入者が現れる。
俺は、唐突な嫌な感じに、寝ているわけにもいかず、起き上がる。
そいつは、1mくらいあるカエルだった。
残念ながら、今のダンジョンにまともに戦える戦力はいない。
俺は、なけなしのマナで、ナイフと、剣を出す。
早速、異世界っぽいことしてるなあ。
と、緊張を緩めるように、思考を飛ばし、ナイフを腰に、剣はしっかり持って、洞窟へと続く扉を開ける。
カエルは、俺を見るなり、ぴょこぴょこ跳ねて近づいてくる。
そして、間合いをいい感じに調節して、舌を伸ばして来た。
俺は、足を絡め取られ、転ぶ。
頭は打たなかったが、剣を取り落とす。
カエルは、俺を丸呑みするように口を開ける。
俺は、咄嗟にそこら辺の石を口の中にぶつけた。
カエルはそれを嫌がり、ぺしゃっと、吐き出す。
俺は、ナイフを探す。
何度かもたつきつつ、ナイフをなんとか、構えるとそれをカエルの足に突き刺した。
悲鳴を上げ、逃げるカエル。
逃げる方向は、ダンジョン側。
俺は、剣を拾い、カエルを追う。
追いついたカエルは、プラントカプアと戦っていた。
と言っても、プラントカプアが、ひたすら、サンドバレッドを放ち、カエルが嫌がっているというだけだったのだが、俺は後ろからカエルに剣を突き刺すことができた。
やっと、大人しくなるカエル。
俺と、プラントカプアにカエルの持っていたエネルギーが入ってくるのが感じられた。
カエルの持っているマナが、俺とプラントカプアに吸収されたようだ。
プラントカプアに実が1つできていた。
プラントカプアが、くれるというので、それをとって、食べる。
甘い水々しい実だった。




