今までの死には魔族が関連してた!?
セレーヌの家族
義兄(第一王子)義弟(第二王子)義妹(第二王女)
グランデ王国は精霊教である。
いつの間に運ばれたのか、ふわふわしたベットで目覚める。この部屋は私が暮らしていた部屋とは比べ物にならないほどの豪華な部屋だった。あっもしかしてこれ夢なのかな?だからなんか壁がキラキラしてるし、お布団はふかふかするんだろう。今までの回帰でふかふかのお布団に入ったのは片手で数えられるくらいしかない。ふかふかするのが気持ちよくて何度も布団を触っていると視線を感じた。
不思議に思って顔を上げると私の近衛騎士団長に命じられていたソル・フレアがベットの脇の椅子に座りこちらをみていた。
どうやら昨日起こった出来事は夢ではないらしい。
顔に手をやりふと今は何時なのか窓を見るとすでに月が上がっていた。
夜に起きた時の挨拶が分からなくてとりあえず気まずいので声をかける
「おはよう、、、?ございます??」
「下のものにそのような言葉使いは今後してはいけませんよ、セレーヌ第一王女殿下。」
ソル・フレア
彼は確か最年少で第一騎士団長になったグランデ王国最強の騎士よね??
髪の毛は白の色なし魔力を持たない彼はそれでも第一騎士団という名誉ある地位に就いた。
グランデ王国の騎士団総長は有能なのね。
魔法を使えない人間でも剣の腕が魔法より勝っていれば第一騎士団にさえもつけるってことを実現させたのだわこの魔法が第一の国でその決断は計り知れない
彼も彼だわ、魔法をモノともせず勝るなんてすごすぎよしかもそれを継続し続ける努力も、、、
ベットに顔を戻し聞きたかったことを聞いてみることにした。
「、、、私の部屋には見えないのだけれど、この部屋は貴方の部屋なのかしら?」
布団を投げているとガタンッと椅子から人が落ちる音が聞こえたので慌てて
そちらに向く。
顔を真っ赤にしている近衛騎士団長ソル・フレアがいた。
大丈夫かなと思ってベットを降りようとしたら慌てた口調が聞こえてきた。
「せせせssセレーヌ第一王女殿下ここは貴方のお部屋で間違いありません!!国王様がセレーヌ第一王女殿下にとお与えになられた部屋になります。」
「、、、、、、はい?」
ヘヤヲお与えになった?????
聞き間違えかしら部屋をお与えになった?99回の回帰の中で一度もあり得なかったことよ!?
あの国王が!?
なな何か裏があるのかしらここわい!!
あれでもなんで彼部屋の中にいるのかしら?異性が私の部屋に居たことが回帰中99回目の死に際前以外無かったから少し恥ずかしい、、、
セレーヌは布団を顔下半分隠しながら
椅子に座りなおしたソル・フレアにまたも質問をする。
「私の部屋なら、、、その、、、何故あなたはこの部屋に居るのかしら?」
「ガハッ、、、、ご護衛のためです。私はこの通り魔法が使えないので明日あたりに魔法を使えるものを護衛に着けるつもりでございますが今日限りは私に護衛をさせてください。さ夜はまだ長いですゆっくりお休みください。」
「わかり、、たっわ。」
強引に閉じた目眠れるはずもなく、、、、
99回の回帰を整理しよう。
始まりは魔王に人質にされたんだっけそれで魔王の部下って魔族に嬲り殺されて
そこから回帰が始まった。
何が何なのか分からなくて王宮から逃げたり、市民として暮らしてみたり、冒険者になったりもしてみた
でもだいたい19歳まで生きられないし19歳で死んだら13歳頃から始まるのよね
しかも精霊教会から!この謎は予測できない100回目で解決できるかしら??
前回99回目は確か魔族と平和が結べそうなところで変な男に殺されて、、、、、
85回目の時は確か~32回目の時は~24回目の時も~15回目の時、、、?8回目、、、、1回目
あれ??あれれ???今思い出すと私99回魔族関連で殺されてない????
始まりは魔族だったけど義家族に民衆に魔物に仲間に隣国に殺された時毎度毎度同じ言葉を聞いた
「セレーヌ貴様は生きてはいけない貴様が生きているだけで人類が滅びるのだ。魔族の刺客め、、、」
何かと魔族の刺客と言われてた
私自身魔族との接触はなかったはずなのにである。今更気付くのも遅い気がするけどそれまでの回帰が楽しかったせいでもあると思う
殺された時の痛みは何度回帰したって慣れないけど、家族ともあまり中を深めなかった気がする
草むらから可愛い弟と妹を眺めていたり、絵をかいてもらったり自分で絵を描いてみたり私に向けた発言日記をつけてみたり。撫でたい衝動を抑えに抑えて
自分で作った人形に義弟と義妹の名前を付けて撫でたり可愛がったりしていただけ
私は国王の私生児だから純血の血筋と話すなって継母から言いつけられてるからあまり関われない
向こうもこちらを避けていたから、、、、悲しいわ
だから!今回は!関わりに行こう!!!!もう我慢できない撫でたい一緒にご飯食べたい
一緒に寝たいし絵本も読んであげたい。その衝動が回帰するたび強くなっていく手が勝手にワキワキするわ!!!!!!
テンションが興奮して寝られないわ!!!と思っていたのだけれど
気付いた時には眠っていたのである。
???「君を好きになったのは一度や2度ではない君が回帰するたび
僕はそのたび君を好きになっていった。合計100回は好きになってるよ」