表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪筆の君が王宮文官になる方法  作者: メジロ
第一部 ジャネット十二才・フィル八才
9/18

8


フィルへ


先週は感謝祭だったわね。手紙と一緒に入ってた写真を見たわよ、あなたもみんなも元気そうで良かった! ところでカミロの隣にいる女の子はだれ? 彼の新しいガールフレンド?

バディもずいぶん大きくなったわね! もう乗れるようになった? きっとバディとの乗馬はとってもたのしいんでしょうね。


あたしの方は、パパが大学で教えてる学生さんたちと一緒に夕食を食べたわ。ウチにおまねきしたのよ。お手伝いさん(マーサっていう名前のオバサンよ)がウソキャベツの香味スープを作ってくれて、来てくれた人たちが他の食べ物を持ってきてくれたわ。どれも全部おいしかったけど、一番はやっぱり花牛の煮込みね。あたしが作ったのよ。

あなたのママに教わったレシピで作ったら、みんなにこうひょうだったわ。とっても美味しいってほめられたの。三年間手伝ったおかげでてぎわもばっちりよ。おばさんにありがとうございますってお礼を伝えておいてね。


食事会のさいちゅうはみんなおしゃべりが止まらなかったわ。ごちそうもおいしかったし、お酒のせいもあるかもね。

はやりのかんげきとかお洋服の話はわかったけど、大学の授業の内容はちんぷんかんぷんだったわ。

あたし、今までパパが一番石に詳しいと思ってたんだけど、生徒さんたちも負けてなかったわ。生徒さんの一人とパパが魔宝石まほうせき魔鉱石まこうせきの違いについてずっとお話してるもんだから、あたし眠くなっちゃって、あとかたづけもせずにねちゃった。

ありがたいことに他の人がかたづけてくれたから、次の日の朝はリビングはきれいな状態だったわ。たすかっちゃった。


早くあなたとまた感謝祭のごちそうが食べたいわ。


とうとう今週が試験のジャネットより


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ