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悪筆の君が王宮文官になる方法  作者: メジロ
第一部 ジャネット十二才・フィル八才
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おりこうさんなフィルへ


お返事ありがとう。

あなたが毎日学校に行っていると知って、とてもうれしいです。いじめっこのマーカスに目をつけられないように気をつけてね。あたしが助けにいけるわけじゃないんだから。

前回よりずっと字がうまく書けててえらいわ! あなたがていねいに書いてくれたことがつたわってきます。このちょうしでがんばりましょう!

さんすうについてはあたしより、エルザにきいたほうがいいかもね。だって、あたしのヒントをまってたら、宿題のていしゅつにまにあわなくなるわよ。


あたしの方は、まぁまぁ上手くいってるわ。新しい友だちも出来たし、心配しないでね。歩いて学校に向かっている途中で(歩いていける距離に学校があるって言ったっけ? あたし、今は荷馬車じゃなくて歩きで学校に行ってるのよ)声をかけてくれた女の子なんだけどね、サミーっていう子よ。髪がうんと長くて、背中まであるゴールデンブラウンでね、はちみつみたいにおいしそうな色をしてるわ。それで、目がヘーゼル色なの。あんなに緑の目は初めて見たわ。ガラス玉みたいにきれいなの、あなたにも見せてあげたい。

サミーはずっとソフィリアに住んでいるんですって。おねえさんがいて、おねえさんはパパの大学に通ってるそうよ。なんだかしんきん感がわいちゃった。

サミーも家でペットを飼ってるらしいわ。あなたも会えばきっと仲良くなれると思う。


じゃあね。


学校が楽しくなってきたジャネットより


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