6 報酬とギルド受付嬢
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ギルドへ帰ると、受付にクエストクリアのためのスライムの核を見せた。
「これ、スライムの核だ」
「こ、これ全部ですか!?」
「ああ、全部だ」
受付に見せると、とても驚いていた。
それを見たエイトはたかが三百程度のスライムの核なのにと思った。
受付は驚きのあまり、少し停止していたが、エイトが声をかけると はっ となり、すぐさま事務処理を始めた。
「スライムの核ですが、一つ1ゴールドとなりますので…………」
「あ、それ、きっちりと三百あります」
「…………はっ、えっと、三百ですね、少し待っていてください」
受付嬢はすぐさま後ろの方に行った。
「おい、遅いぞ!」
「すまん、なんか受け付けが遅くて」
「なら早くしておくれ」
「俺に言われてもな」
リアと会話していると、受付嬢が戻ってきた。
「エイト様、こちらが三百ゴールドです」
「あ、はい、ありがとうございます」
エイトは受付嬢からお金を受け取り、リアと共にギルドを出ていった。
「しかし、三百ゴールドか」
「どうしたんじゃ?」
「いや、結構あるなって」
「そうか、なら買い物でもしようじゃないか」
「それもそうだな、少しよっていくか」
エイトとリアは市場へと向かった。
ーーーー
私はエイトとリアと言う冒険者に驚いている。
同僚が驚いている私に、聞いてきた。
「どうしたんだ? さっきは少し慌てていたようだが」
「その、今日登録完了した新人のさっきスライムの買い取りをしたんですけど、その数が異様で」
「異様って、いくらだったの?」
「三百」
「さ、さ、三百ぅぅぅ」
同僚は驚きのあまりか、大声で叫んでいた。
そして、私の肩を掴んで揺らしなが聞いてきた。
「それ本当なの!?」
「ほ、本当だよってか、それ止めて」
「あ、ごめんなさい、それで1日で三百倒したの?」
「多分ね」
「それは凄いわね、だってスライム、魔法耐性あるから並大抵の威力がないと魔法は利かないし、物理攻撃もなかなか利かないのに」
「そうなんだよね、スライムって弱いけど倒すのは技術と力が地味に必要なんだよね」
「そんなめんどくさい魔物を1日で三百も、それって普通にD以上じゃない」
「そうかもしれないけど、登録したばっかの新人だし、ランクは上げれないよ」
「そうだよね、てか、ギルド長には伝えないと、三百ってことはほとんどのスライムは消えたから、クエストからはずさないといけないし」
「そうだね、しかし、スライムの依頼がきえるってなったら凄いことだね、年中あるクエストなのに」
「そうときまったなら、ギルド長に言っておかないとね、ほら行くよ」
「わかった、今行くから」
今日から私はこの新人二人を注意して見ていこうと思った。