6 スライム退治
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エイトたちは草原に着くと、たくさんのスライムを見つけた。
「さあ、さっさと終わらして変えるぞ」
「分かっておる、それに妾にとってはスライムなぞ、秒殺ぞ」
「けど、あんまり魔法を撃つなよ、地形が変わってしまう」
「それくらい言われなくても分かっておるわ」
「なら、良いけどな」
「なんか言ったか?」
「……いや、何もないよ」
「返しが遅かったが、まあ良い」
リアは、エイトの言葉を気にせず、スライム退治を始めた。
「リア、いちようアドバイスを言っておくが……」
「なんじゃ、この妾をなめているのか、そんなもんは要らぬ」
リアはエイトの言葉を無視して、スライムどものいる方に広範囲魔法を放ったが、しかし……
スライムは何事をないようにゆったりと進んでいた。
「あー、失敗してる、言わんこっちゃない」
「うー、何で妾の魔法を食らっても平気そうなのじゃ!?」
リアはエイトに詰め寄り怒るように聞くと
「いや、だって、スライム魔法耐性あるし、スライムによる死亡率は低いけど、倒すのは地味にめんどくさい魔物だし」
「う~、何で先に妾につたえないのじゃ!」
「いや、伝えようとしたが、リアが要らぬとかいったから」
「だ、だとしてもじゃ」
(あ、認めたけど、話そらすつもりだな)
「何故元魔王である妾の魔法が効かぬのじゃ!?」
「さっきも言っただろ、魔法耐性があるって、スライムの場合は特にそれが凄くて、広範囲魔法なら基本どんなやつでも死なない」
「そ、そうなのか」
「そうだ」
「く、スライムごときのくせに、なまきじゃ!」
「まぁ、一点の魔法攻撃なら死ぬけどな」
「なら、それを早く言うのじゃ」
リアはすぐさま、広範囲魔法から一点の魔法に変えて、近くにいたスライムに撃った。
「おー、ほんとじゃ、エイトの言うどうりじゃな」
「てか、知らないんだな」
「当たり前じゃ、お主と違って妾は王族じゃ、そもそもこんな魔物退治すらしないのじゃ」
「そうかい、なら、次は俺の番だな」
そう言ってエイトは、スライムに近づき、一瞬で核を切った。
「ふぅ、リア、さっさと倒して終わらせるぞ」
「分かっておる、お主は休んでいても良いぞ」
「それもいいけど、依頼が十体以上だからな、二人の方が効率がいい」
「それもそうじゃな」
「それに十体以上ってことはそれ以上でもギルドが買い取ってくれるらしいからな」
「そうなのか、それは嬉しいのう、ならここにいる全てのスライムを倒すとするか」
「なら、俺とリアで競争な」
「いいぞ、受けてたとうではないか」
そうしてリアとエイトはスライムを倒しまくった。