4 ギルドとクエスト
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朝に一悶着あったが、エイトとリアはさっさと準備をして、プレートを受けとるために、ギルドへと向かった。
「こちらがお二人のプレートです」
エイトとリアはプレートを受け取り、受付からギルドの説明などを受けていた。
「冒険者ギルドでは、基本的にはあちらの方にある掲示板からクエストを受けることができます、しかし、ランクというものが存在しており、それに応じて受けることが出来るクエストが変わります、そこを理解してください」
「分かりました、なら、ランクはどうやってあげるのですか?」
「ランクをあげるためには、二つやることがあります、一つ目がクエストを一定の数をこなすこと、二つ目がランク上げクエストを受けることです」
「そうなんですか、ランク上げクエストも同じように、掲示板にあるのですか?」
「いえ、それは私たちが出します、なので、クエストなどは、私の方に出してください」
「分かりました」
「それと、もし、死亡したときはそのプレートが本人を表しますので、決して失くさないようにしてください」
「分かりました」
「他のことは、こちらの方に書いてあるので、それを読んでください、読み終わったあとは、あちらの方に入れてください」
そう言ってエイトたちに紙を渡した。
「分かりました、ありがとうございます」
エイトたちは紙を貰い、読んで言われたとうりの場所に入れた。
「しかし、めんどくさいのう」
「しょうがない、新人を守るためだからな」
「そうじゃが……」
そう言いながら、エイトたちは掲示板の方のクエストを見た。
「ショボいな、スライム退治や薬草採取、それに他の雑用とかだな」
「う~、妾にこんなことさせるのか?」
「まあ、最初はそんなもんだしな、ランクはS~Fまであるって書いてあったが、俺らはFランクだしな」
「Fランクって言っても妾たちは、魔王と勇者ぞ」
リアがそう言うと、エイトはリアをデコピンした。
「な、何をするのじゃ!?」
「こらこら、迂闊に魔王とか言うな、それに俺らは元魔王お元勇者だ、もう過去の話だ」
「それもそうじゃの、すべて過去のことじゃっな」
「そうだろ、なら、気を取り直して、スライム退治でも行くか!」
「そうじゃのう、それが一番楽に終わるのであろう」
エイトとリアは、スライム退治のクエストを受けて、スライムがいる近場の草原に行った。