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僕の神技はコピーでした!?  作者: いっちゃん
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囚われた友

久しぶりに、投稿しました。面白い展開になっていくのでぜひ見てください

十真は正門を出ていつもの帰り道を歩いていた。

すると背後から咲が声をかけてきた。

咲「十真さん、一緒にかえりましょう!」

十真「それはいいけど、、なんで奈央たちと昼飯食ってた!あんま関わらないようにしようって言ったろ!」

咲「いや~、一人で食べてたら声かけられちゃって~」

十真「まったく、あいつは超がつくほどお節介なんだよ」

咲「だけどそういうところがいいんですよね?」

咲は俺に問いかけるように言い、べつに、と言おうと思ったがその言葉は俺からは出てこなかった。

十真「うるせぇ」

咲「ひゃう」

俺は軽く咲の頭にチョップを入れた。

しばらくして気づくと昨日咲と話していた場所にいた。

すると、咲が思い出したかのように言った。

咲「そういえば、あの3人に人界で言うところのGPSなるものをつけておきました。」

十真「え、どうして」

咲「どうしてって、十真さんがあの3人をすごく心配していらしたからですよ。」

十真「まぁそうだけど、GPSっていつつけたんだよ」

咲「お昼ご飯を食べているときです!ばれないようにつけておきました。」

十真「そ、そうか」

こわ!今日会った人にGPSつけられるとかこわ!

咲「このGPSは魔人との距離が近いときに私に連絡が入るようになっています!」

十真「べ、便利だな」

こわいけど、あいつらに危険が及んだらわかるのはいいな

咲「まぁ、この話をしたのは私のGPSの反応がビンビンに反応しているからなんですけど」

十真「なんで早く言わねぇーんだ!!!!!」

咲の頬をつねりながら言って、咲は頬をつねられながら答えた

咲「だっれ、これ使うの初めてれふし!この反応がじーぴーえふの反応かわかんなかったんでふよ!!」

十真「くそ!今は怒ってる余裕はなさそうだな!で、誰が狙われてる!?」 

咲「おそらく、3人とも敵の基地に囚われているかと!」

十真「一大事じゃねぇーか!!!!!」

また咲の頬をつねりながら言った。

咲「しゅいまへん!わはしの不注意へ!」

くそ、まじか今は咲をせめてられないしあいつらが心配だ。

十真「とりあえず、敵の基地っていうのはどこだ。」

咲「あそこです!」

咲の指差す方向を見てみると学校の上に巨大な戦艦のようなものが浮いていた。

十真「なんだよあれ!?他の人は気づいてないのか!?」

咲「特殊なコーティングで覆われていますね、多分このコーティングによって周りの人には見えていないのかと」

十真「あの中に、あいつらがいるのか、、、、、くそ!あそこに行く手段がねぇ!」

咲「大丈夫です、私のテレポートを使えば行けますよ!」

十真「テレポート!?マジかよ!」

相手の心のなか見れて、テレポートできるってチートかよ!?!?

咲「そんなこと言ってる場合じゃありませんよ!一刻も早く助けに行きましょう!」

まぁ、一刻も早くしないといけなくなったのはお前のせいだけどな!!

十真「まぁ、なんだ、いくぞ!!」

咲「はい!」

そう言って、咲は俺の手をひき一瞬にして見た覚えのないところについた。

そこは広々としていて、空間の中央にある大きな台座のようなところに2つの影が見えた。

?「待っていたぞ、特異点夏原十真!」

十真「だれだ、お前は!」

ドルトム「我が名はドルトム!魔王軍幹部にして、この船の船長を任されている!」

見た目は凄いカマキリに似ていたが肌の色が青でこの前の魔人と同様に嫌な雰囲気がした。

十真「船長が初っぱなからお出ましとは、すごい歓迎だな。」

ドルトム「わかるか?我は貴様と正々堂々と勝負がしたい、だが、少々上がうるさくてな、戦わずして配下に入れよと言う命令なんだ、なぁゲルタ」

そう言ってドルトムは指を鳴らしてもう一人の魔人を呼び、そいつはナメクジのような形をしていて、魔法使いのような杖を持っていた。

ゲルタ「僕は魔王軍幹部ゲルタって言うんだな、さあ、こいつらを殺されたくなかったら言うことを聞くんだな。」

咲「なにをするつもりなの!」

ゲルタは杖を上に掲げ一つの檻をだした、そこには奈央たち3人が囚われていた。

十真「奈央!須崎!工藤!」

須崎「十真ーー!!!!助けてくれ!!!」

須崎は檻にしがみつき十真に助けを求めたが、十真はどう助けようかと必死に考えていた。

工藤「十真!あんただけでも逃げて!」

十真「ばか言うな!!お前らを見捨てるわけにはいかねーよ!!」

奈央「十真、、、」

とは言ったものの、どうやって奈央たちを助けて、あいつらを片付けるかだ。

見た感じあの檻を作り出してるのは、あっちのゲルタとか言う魔人で間違えない、あいつを先に倒すと言っても、あいつを倒すまでに時間がかかる。そして、その間に奈央たちに危険が及ぶ、どうする!?はっ!そうか!

十真「咲!」

咲「はい!?」

咲をじっと見つめる

咲「はっわかりました!」

少し時間をおいて十真は片膝をおとし、手と手を重ね合わせるようにして、下をむいた。

ドルトム「ふっ降参する気になったか?無理もあるまい友人というものを人質に囚われれば抵抗などできまい!」

十真「抵抗するに決まってるだろ?」

と言うと、十真は姿を消した。

ドルトム「なに!?どこに行った!?はっ!ゲルタ!」

ドルトムはゲルタの方を向くと、ゲルタの後ろに十真はテレポートし、重ね合わせていた手を解放し、片手の手のひらをゲルタに向けた。

十真「くらえ、チャージインパクト!!!」 

説明しよう!!チャージインパクトととは、十真が大好きな週刊少年ジャンクのあるマンガの主人公の必殺技だ!!片手にパワーを溜めて、それを相手の至近距離で放つという至ってシンプルだがかなり威力のある技だ!

ゲルタ「ぐあぁぁぁぁ!!!なんだなぁぁ!!」

十真「よし!うまくいった!」

内心めっちゃ心配だったけど、成功してよかった~

十真が思った通り、ゲルタを倒すと檻が、なくなり奈央たちは解放された。すかさず咲が奈央たちを救助し、十真たちがいた土手までテレポートした。

須崎「うわぁぁぁ!!落ちるぅ!!ってあれ?天野さん?」

咲「大丈夫ですか!?」

奈央「なんで、咲ちゃんが?」

咲「えっ、えっとそれは~」

工藤「やっぱりなんかあるんだ」

奈央「やっぱり?どういうこと?」

工藤「今日のお昼ご飯のとき、十真が初対面のはずの女子の名前を呼んでたから、ちょっと怪しんでたんだ。」

咲「す、するどい」

工藤「洗いざらい話してもらうわよ~?」

咲「ひぇぇぇぇ!!!!」

そして、十真は、、、、

十真「ていうか、この技強すぎないか?」

チャージインパクトを放ったところは、船の壁が壊れ外が丸見えになっていた。

ドルトム「おのれぇぇ!特異点!!許さんぞ!」

くそ!いくら魔人でも仲間を殺されたら、怒るか!

ドルトム「よくもぉぉ!よくもぉ!俺の船を!!!!!!!!」 

十真「いや、そっちかよ!!」

ドルトム「やはり、上からの命令など宛にしてはならんな、大事なのは現場での判断!お前を殺す!第10特異点!夏原十真!」

十真「殺れるもんなら殺ってみろ、ファイヤーパンチ!!!」

ドルトム「なに!?ぐわぁぁぁ」

先手必勝!!ペチャクチャ喋ってんじゃねぇ!

不意打ちをくらったドルトムは船の壁に打ち付けられ気絶していた。

十真「よし、おわりだな!それにしてもやっぱりこのコピー能力強すぎるな」

と自分の能力にチート感を感じていた、すると船が消え始め、1分足らずで消滅してしまった。

十真は咲の元に行くと、事情聴取後のげっそりとした咲がいた。

十真「お、おい咲大丈夫かよ!?」

咲「十真さん、私汚されちゃいました」

十真「うん、なんかその言い方変な風に聞こえるからやめて!」

すると背後から奈央が話しかけてきた。

奈央「十真、全部聞いたよ、十真の能力のことも魔人のことも」

十真「そ、そうか、、」

奈央「どうして、黙ってたの?」

十真「それは、、お前らを巻き込みたくなかったから」

奈央「でも、話してくれたっていいじゃない、私たち、幼なじみでしょ?」

十真「でも、」

奈央「十真は!!どうしていつも一人で無理しようとするの!?」

十真「奈央、、。」

奈央「中学の時、私言ったはずだよ?お互いなにかあったら、すぐに言って一人で抱え込まないようにしようって」

十真「それとこれとは」

奈央「一緒だよ?十真は何かあったんだから私を、私たちを頼ってよ!」

十真「奈央、、」

工藤「そうだよ~、その約束はしらないけど!私たち友達でしょ?」 

十真「工藤、、」

須崎「そうだぜ!俺とお前の仲だ、魔人がなんだ!どんとこい!」

十真「須崎、、」

咲「いい友達に恵まれてますね」

十真「あぁ、自慢の友達だ!」

ちょうど沈む夕日の、光が俺たち5人の影を確かに伸ばした。




読んでいただきありがとうございます!

不定期投稿ですがよろしくお願いいたします!

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