転生先はブラック企業ならぬブラック騎士団
おはようございます、はじめまして。
皆さんは異世界転生した事ありますか?
え、ない?
それは運がいい、だったらまだ間にあいますよ、どうせ異世界に来るんなら王女か王子になりましょう。
もしくは町人。
間違っても、ものすごーーく間違っても決して、“騎士”など選ばないように。
特に女性の貴女。
絶対に、ぜーったいにやめましょう。
え理由?
…では、次項から私の経験談を含め、その理由を解説していきましょうか。
☆*☆*☆
この世に生を宿したのは、21年前。
私という意識が生まれたのは42年前。
つまり、前世の記憶を持ったまま、妙に世界を達観した子供として育ってきました私シエルです。
え?前世?
交通事故でぽっくりいっちゃいました、21の時に。
だから今年でちょうど折り返し地点。いやー、ここまで長かった。
3歳くらいのときかな?急に熱が出て3日3晩寝込んだと思ったら急に前世の記憶がフラッシュバック。
もうビックリ、そういや死ぬ時走馬灯見なかったからその代わりか、なんて妙に冷静にかんがえてたなあ。
因みにまだ誰にも言ってないです。
…そりゃあ、一回は両親に話そうと思いましたよ!
でも冷静に考えてみて?我が子(3才)が急に、
“前世の記憶取り戻したんで、家事に勉強一通りいけるようになったよ!父ちゃん母ちゃん今までありがと!”
とか言い出したら、ドン引くでしょ、普通。
脳外科直行、下手したら病気を疑って監禁されかねない。割と真面目に。
まぁ、正直適当な性格だから転生とか割とどうでも良かったってのもあります。
そんなこんなですが、やっと年齢もここまで戻ってきました。
精神年齢(物理)なんか42歳です。
ぶっちゃけ奇跡だと思ってます。
何故奇跡かって?理由は、私の職業ですよ。
私の職業は騎士。王宮でむさ苦しい男どもと一緒にお偉いさん守る役。
真剣で命のやり取りデスマッチ
おっと、つい気が昂ぶって5・7・5のリズムになってしまいました。
まぁ兎に角、全ッ然いいものじゃないですから。
毎日が命の危機です。
いや、護衛で死ぬならまだ良い。家柄的にしかたなかったとはいえ私の仕事ですしね。責任くらいは持って任務に当たってますから。
問題はそこじゃあ無い。
あのおっさん共の使いっパシリ&絶対に趣味だろ!?訓練関係ねーだろ!?って量の筋トレに毎日付き合わされる事こそが問題。
お陰でデスクワークと筋トレ、正規の訓練が延々に連鎖し続け3日間寝てないです。
濡れタオルを持って奴等の寝室に押し入ろうと何度も思いました。
長々と語って来ましたが、つまり何が言いたいかというとですね
騎士団ブラック企業過ぎ