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枕の下に 希望の上に(1)

きっと この気持ちは要らない

作者: 袋小路 めいろ

あの時のあの行為に

今 現在 首を絞められてる

僕の状態を

明日よりも後悔している

今日を

ゴミ箱に閉じ込めて

笑っている

ゴミ箱に閉じ込めて

笑っている




分身二日間

2度とは戻れない二日間

色々な事があった

ただ それだけだった

忘れ物したのは わざと

悪戯な病質の脇を

腹黒い病室の中を

水色のタオルが運ぶ意味




きっと この気持ちは要らない

肺が意味ありげに膨らむ

実在する人間に

存在を示す為に

そっと あの気持ちを捨てる

心が意味ありげに弾む

実在する時間に

存在を示す為に





欲しがった物は

手に入れようとする

力無き者は

欲しがってはいけない

誰かが誰かに

言っているのを

耳が貫通するほど

痛い何かで聞いた

仕方ないから

麻酔を打つんだ

仕方ないから

麻酔を打つんだ




一周廻った価値観

丁度 人に見捨てられる

半周廻った価値観

丁度 人に敵対される

同じ場所に立てと

命令してるのは誰だ

同じ場所に立とうと

存在している自分はなんだ




きっと この気持ちは要らない

頭が意味ありげに走る

実在する人間に

存在を示す為に

そっと あの気持ちを捨てる

手が意味ありげに切れる

実在する時間に

存在を示す為に




感じない

感じない様に創造するから

認めない

認めない様に存在させるから

多数派と少数派

何方も正しくは無い

元々正しさなんて無い

元々悪事も無い

決めたヤツが居て

従ってるヤツが居る

それだけだった

ただ それだけだった




きっと この気持ちは要らない

肺が意味ありげに膨らむ

実在する人間に

存在を示す為に

そっと あの気持ちを捨てる

心が意味ありげに弾む

実在する時間に

存在を示す為に




きっと この気持ちは要らない

僕が意味ありげに話す

実在する人間に

存在を示す為に

そっと あの気持ちを捨てる

君が意味ありげに聞く

実在する時間に

存在を示す為に








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― 新着の感想 ―
[良い点] とても奥深い作品だと思います。 特に、「実在する時間に、存在を示す為に」の言葉が 沁みいります。 袋小路様の詩は集中して読んでしまいます。 表現力が凄いです。 読ませて頂きありがとうござい…
2017/04/21 11:20 退会済み
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