バカたちを救う花は?
勉強は明日から行うことになり、リナリア邸の書斎を見せてもらうことになった。
勉強は明日からここの応接室で行われる。
できたらリナリア邸に使える本があったら便利だ。
なかったら隣の別邸から持ってこなければならない。
大した手間ではないが何分教えなければならないことが多すぎてその分の本も多い。
私一人ではなかなかきついところがある。
「サクラ様、差し出がましいようですがお二人に何お教えになるのでしょう。」
「政治、経済、国内情勢、諸国との関係などなど本当に貴族として基本的に覚えておいてほしいことになりますわ。」
「軍のことについては…」
「さすがにそれは私の範囲外ですわ。バラ宮でお教えするというときには軍のトップの方が直々に指導に当たることになっていたそうなんですが、毎日ここまで来るのは骨が折れますので白紙状態なのですわ。」
まさか、キキョウ様にそれを言われるとは思わなかった。
後々兄か王子が軍についてはどうするのか聞くかと思ったがそれを期待しているといつになるのかわからない。
でも私では手一杯で教えれない。
父も範囲外だといって逃げた。
「ああ、そうですわ。キキョウ様がお教えになればよろしいのでは?」
近衛騎士は軍の中でもエリートがそろう。
その中で隊長を務めるキキョウ・アジサイは座学も剣術も国内トップクラスで剣の腕で有名なアジサイ伯爵家の次期家長として貴族の間で今ホットな話題の人物だ。
女性の間ではだれを妻に迎え入れるのか話題になっているが。
「私ですか?」
「ええ、ついでに近衛騎士でお二人に剣術と乗馬もお教えになればよろしいかと。できないことはないと思いますがあの二人の体格ですと毎日きたえなければならないかと。」
「…失礼かもしれませんがその通りですね。毎日鍛えれば4カ月ごの王子の成人式典まで間に合うかもしれません。」
本は大体はリナリア邸にあった。
実技のほうもキキョウ様に指導していただくことに決まった。
明日から始まる勉強会はどうなっていくのか。
なんとなくいやな予感がして腕をさすりながら眠りについた。