バラの戦いの
初めてバラ宮に来た。
この国の政の中枢だ。
なかに入るのは役人か貴族しか入れない。
そしてもうひとつの規則が女性禁制。
この国では女性が政にたずさわることができない。
なのに女の私がどうやってなかにはいるのか。
簡単だ男装すれば良い
実はバラ宮ではよくおこなわれている。
実質意味のない規則になっているが、消すことができない規則となっている。
この国の最初の国王が決めたことだからだ。
形骸化していても規則は規則
このために服を新調して、パリッとした服はなかなか違和感がある。
「父上、これからどこに向かうのですか?」
「ああ、ヒマワリはここに来たことがなかったね」
「ああ、今までは地方の方を母上に聞いていたからね。うちは中枢に関しては父に丸投げだったもんね。
「そうだったなあ。でもそのお陰でヒマワリの評判が中枢まで届いたんだから、なにがおきるかわからないなあ。」
兄がアウストロ地域の政を行っていたのは本当。
だけど実態は兄の名前を借りて私とお母様が行っていた。
兄の評判は私とお母様がつくていたことを考えると兄の評判も悪くはない気がしてくるから不思議だ。
兄の評判は私の能力の高さを表すか、
というか兄と王子が親しいというがいつであったのだろう。
兄は家から出ないのに
考え事をしながらバラ宮を歩いていると目の前にひときわ凝った扉が現れた
ここにバカ王子がいる
私の戦いの始まりだ。