太陽に焦がれるはな
「サクラ?どうしたんだ、何だか…」
「お兄様?なにか?」
バラ宮から帰ってきたサクラは今までと全く違いイライラを隠すことをしなかった。
出来ないくらいにイライラしているようで、僕はそれ以上声をかけれなかった。
妹のことを今まで僕は嫌いには慣れなかった。
昔は僕が守らなきゃと思っていたときもあったし、妹から訪ねられたことに答えるのが楽しかった。
今までみたいに顔も会わせることもなくなって、会話すらしないという関係になったのは、妹の非凡さをはじめて理解したとき。
僕が一年かかって学んだことを彼女は3ヶ月で覚える、
自分の平凡さは理解していたし、それでもなんとかしていく。
補佐になる人間は優秀な、でも天才じゃない人がいい
天才の隣にはいれない。
ずっとそう思っていたから、妹が天才と言われているのを知って、あきらめた。
自分のものを妹にあげるのにはなれてる
例えそれが、僕にとっと何よりも大切なものだとしても。
諦めるのにもなれている
僕になんて、平凡になんて皆興味ないから。
だから、出来損ないになる。
出来損ないになるのは簡単で。
今まで努力して平凡と呼ばれていたから努力をしなければいい。
部屋にひきこもって、
回りの声を遮断して、
そうすればきっと妹が僕の代わりになる
僕の代わりに妹がしたことは素晴らしかった。
きっと僕だったら一生かかってもできなかっただろう。
でも、ひとつだけ僕の思っていたことと違うことが起きた、
彼女が僕の名前で物事を行っていたこと。
彼女にいくはずの名誉は全部僕のものになってしまった。
そんなの要らないのに
やっぱり天才が何を考えているのかわからない、
こんな勉強会も意味がない。
妹が悲しむかもしれないからちゃんとするけど。
早く僕を家から解放してくれないかな。
劣等感を持ち続けて生きていくのはもう疲れた。
どんなにあがいたってみんなのようには出来ないんだから。




