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女王陛下になりました?  作者: 甘木
5.女王陛下になりました?
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7.反逆2

『王太子がお出ましである。直ちに開門せよ。』

 近衛騎士かな。声が良く通るね。

「しばらく放っておくよ。うるさいけど我慢してね。」


 何か色々言っていたけど、無視を続けた結果、ついに諦めて…はくれず、

『最後通知である。直ちに開門せよ。開門なき場合、反逆とみなして門を破壊ずる。』


「そろそろ出番だよ。バルコニーに行こう。」

 慎二くんにエスコートされ、バルコニーに向かった。慎二くんのエスコートなんて久しぶりだよ。何年ぶりかな。大抵はチャールズで、たまにトマスだったものね。道路工事に向かっての馬車の乗り降りだけだけど。


『我らを見下ろすとは不敬であろう、すぐ降りて来い!』

 怒っているね。でも少しほっとしているようにも見える。結構な時間放っておいたからな。

 すると慎二くん、

『お前たちは何者だ。王太子殿下がこちらに来るなどという前触れは受けていない。すぐに立ち去るなら見逃してやろう。』

 何者って、レオナルドがいるから分かっているくせに。レオナルドを除けば王太子はまだ馬車の中だから見ていないし、うるさい騎士は誰だか知らないからいいのかな。


 すると、騎士は王太子が乗っているだろう馬車に向かい、何やら話をしている。王太子、出てくるのかな。



 出てきませんでした。

 話していた騎士が、他の騎士たちに向かって命令した。あの人が団長だったのね、そうだと思ったよ。

『これよりこの屋敷の門を破壊し、乗り込む。総員準備せよ。』


「準備だってさ。小百合も準備してね。」

 待ってました。で、どうすればいいんだろう。全員威圧で圧し潰すのかな。

「あの男が指示を出そうとしたら、死なない程度に威圧してね。早すぎてもダメだよ。」


 団長が抜刀し、剣を高く持ち上げ、

『かか…』

 その瞬間、急に倒れ込み、血を吐いた。騎士たちが団長の様子に慌てて立ち寄っていく。

 あれ?そんなに強くやってないと思うけど。やりすぎた?


『これは反逆行為だ!』

 騎士の誰かがそう叫んだ。すると慎二くんは

『誰とも知れぬ狼藉者を始末して反逆とは片腹痛い。もう一度だけ言う。今すぐに立ち去るなら見逃してやろう。』


トマス・ベラム    :警護長

チャールズ・ブラントン:警護副長 ブラントン家次男


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