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女王陛下になりました?  作者: 甘木
3.外交を始めました
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18.獣人2

 獣人との対面は、私たちふたりと2匹だけで行うことにしました。私がアミーズ、慎二くんがアーロンを抱いています。できるだけ警戒心を下げることが目的ね。

 獣人がいると言う客間の扉が衛兵により開けられると、一番奥のソファーに二人が座っていた。最初にすることは慎二くんの鑑定である。


「意外と落ち着いているよ。ふたりとも警戒と言うより好奇心が勝っている感じだから大丈夫。」

 慎二くんが相手の心理状態の鑑定結果を教えてくれた。私の番だ。


『お初にお目にかかります。私はサユリ・タカツカサと申します。ここに居るのは夫のシンジ・タカツカサです。』

 と、打ち合わせ通りの挨拶を済ませた。犬っぽいね。ゴールデンレトリバーの顔を人間に寄せた感じで、髪の色は一人がゴールド、もう一人はクリーム色だった。

 ゴールデンレトリバーならおとなしいかも。


 続けて

『そちらに行ってもよろしいかしら。』

 と、接近の許可を伺った。すると、

『私はライアン・ケリー。』

『私はマーサ・バード。ぜひこちらにいらして。』


 ふたりが座るソファーとL字型に配置されたソファーに座り、

『この子たちも紹介しますね。自分で名乗った方がいいかしら。』

『アミーズよ。』

 アミーズはマーサを見て挨拶したが、アーロンは慎二くんの腕の中、背を向け顔は隠れたままだ。


『猫がしゃべった…』

 そうよね。どこの世界でも猫はしゃべらないわよね。言語は転生特典だって慎二くんに言われなければ私も信じられない。


『まあ、お話しできる猫ちゃんなの?こっちに来ない?』

『いいよー。』

 アミーズは私の腕から飛び降り、マーサの膝に飛び乗った。うん、マーサさんは友達になれそう。やっぱり度胸は女の方があるね。


 その様子を聞いて、アーロンも顔をマーサに向けてご挨拶。

『僕はアーロンだよ。』

 言ってすぐに元の姿勢に戻った。


『こっちも…』

 ライアンくんは当分使い物にならなさそう。そんな状態なので、まずは慎二くんが

・あなた方と同じく猫と自分たちがそれぞれ召喚されたこと。

・召喚されたことによりこの世界の言語が話せること。

 を説明し、ライアンを正常化させた。アーロンはまだ駄目。


 続けて、タウンゼントを割譲させたこと、ふたりをその地に迎えたいことを話し、了解を得たことで重い話はおしまい。みんなでお互いの世界とそこでの自分たちの境遇を話し合った。


 境遇と言っても、私たちは設定の話をしたわけだから、お互いどこまで本当かは分からないけどね。慎二くんは鑑定してるのかな。

アーロン       :召喚された猫(♂)

アミーズ       :召喚された猫(♀)

ライアン・ケリー   :召喚された犬人(男)

マーサ・バード    :召喚された犬人(女)

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