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女王陛下になりました?  作者: 甘木
3.外交を始めました
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12.旅行終了

 いやー頑張った。

 割れる海を見ようと、近くの漁師たちが集まってきて、魚を集める騎士の代わりをするようになった。徐々に威圧の範囲が狭まると、漁師たちの声にならない不満が私を襲う。

 私は領主なんだけど。魚を捕まえるためにやっている訳じゃないのよ。


 漁師の視線に負け、仕方なく範囲を広げてみたり、狭めてみたりを繰り返したのが結果的に良かったのだろう。3日目には海の思った範囲を少し沈めることができるようになった。成果を見せるために、桶のブドウに挑戦だ。


「慎二くん、見ててね。」

 慎二くんの前で成果発表のパフォーマンス開始である。


 今度は失敗しないように弱めの威圧を掛け、少し潰れたのを見て、強度を強める。また弱めて、強めてを数回繰り返す。いい感じだ。ブドウ踏みをイメージしたのが良かったね。うん、イメージは大事。


「すごいね、威圧の力、範囲も自由自在みたいだね。こんなに早くできるようになるとは思っていなかったよ。」

 慎二くんは自分の鑑定の力がどんどん強くなって、どうでも良いような情報まで鑑定できてしまうのを、知りたいことに絞って鑑定できるようにするのに1か月ほど掛かったんだそう。だから同じ位掛かると思っていたらしい。

「これでマンチカンと交渉できる。戻って準備を始めるよ。」


 当初の目的をすっかり忘れていた。マンチカンを威圧して召喚の事実を明らかにするんだったね。

 海を割って拾った魚を浜辺に転がる木片を使って焼いたり煮たりの浜焼きパーティーも今日でおしまいか。結構楽しかったね、またやりに来たいな。慎二くんがいなかったから新婚旅行とは程遠い感じだったけれど。


 そんな訳で、今晩は慎二くんも一緒に浜焼きパーティーを開催する。パーティーと言っても私たち以外が盛り上がっているところを焼き魚とアラ煮のスープを食べながら見守る感じだけどね。でも、昨日までは私ひとりだったので、(メイドはいたけど)慎二くんと話しながら食べるのは今までで一番楽しいよ。


「明日帰るって連絡したよ。電信で。」

 ん?こことも線を張ったんだっけ。

「ブラントン伯にも、マンチカンと会合ができるように手配をお願いした。」

 ん?私が作った信号早見表、ブラントンにもあるの?いつの間に?


 仕事がはやいね。明日できることは今日しない私とは違う。見習いたいとは思うんだけどね、染み付いていることはなかなか治らないよ。


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