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女王陛下になりました?  作者: 甘木
3.外交を始めました
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4. 会合予定変更

 宰相の使いが王都への帰り道の途中にブラントン伯爵家に寄って、ブラントンでの会合の計画案を知り、王宮で晩餐会を開くように調整するので各地への連絡を待って欲しいと嘆願していたという話を持って、ハンフリーが帰って来た。


 宰相とは一律の”いずれはお会いできるだろう、落ち着いたら改めて返事をする”情報しか無いのに、ブラントンでの会合計画なんて聞けば、そりゃ驚くよね。

 慎二くんも私も、ここに居る人たちの身内の会合のつもりでいたから宰相のことは忘れていた。



 2週間ほど過ぎ、レオナルドがアポなしでやって来た。

 普通なら無礼を咎めてお帰り頂くところだけれど、ブラントン家の嫡男ならば歓迎である。ハンフリーが持ち帰った情報から、どうせ誰かが来るだろうことは想定の範囲内だったしね。


 レオナルドが言うには、当初予定したブラントンでの晩餐会日程で、私たちのお披露目会を行うと言うことになったそうだ。サイベリアンの伯爵以上の貴族すべてが招かれるらしい。

「君の名前はサユリ・タカツカサ・タウンゼントになるらしいよ。」

「うーん、どうせならサユリ・タウンゼント・タカツカサの方が良かったかな。家名を変えたくなかったよ、気に入ってたから。」


私たちが2人で雑談していると、

『国王主催ですので、半ば強制ではありますが、当初予定に無かった貴族家を除いた会合自体はお披露目会の翌日に行えます。』

とレオナルドが言ってきた。


 私が名前の不満をわからない言葉で話しているのを聞いて、予定の会合じゃないことに不満を漏らしていると思ったみたい。違うのに、申し訳ない。


『わかりました。それであれば私に不満はありません。』

と答え、レオナルドを安心させる。ついでに、

『私たちのことは、予定していた貴族家以外の方々は、どのようにご存じなのかしら。』

と聞いてみた。


『王により別世界から召喚された王族、と。』

 王族紹介はされているのね。

『それでタウンゼントを与え、公爵に任じた、と。』


 それを聞いた慎二くんは

「なるほど…。それなら一波乱ありそうだな。」

 と呟き、

『会合を披露目の前にできるように再調整できませんか。少なくとも会合に出席する家の者には事情を事前説明して置きたい。』

 とレオナルドに依頼した。

 ハンフリー・ブラントン  :警護副長 ブラントン家三男、伯爵家

 レオナルド・ブラントン  :ブラントン家長男、伯爵家

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