表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女王陛下になりました?  作者: 甘木
2.領地の整備を始めました
26/97

9.勉強会

「君に頼みがある。」

 私に頼み?特に何もやることが無く、暇で仕方なかったからウエルカムよ。

「なになに?」

「この国を調べて欲しい。セバスに聞いて、国の形をまとめて欲しいんだ。どんな貴族がいて、どこにいるか。それぞれの規模は。特徴は。そういったところかな。」


 早速セバスを呼んで、勉強会だ。

書斎があることは知っていたけど、手に取った本は暇潰しの物語ばかりだったので、そこに資料があるとは知らなかった。

 セバスは1冊の本を私の前に置き、

『こちらは貴族年鑑になります。王家、公爵家、侯爵家、伯爵家の家系図が記されております。2年前のものですが、この間に代替わりはありませんので、最新のものになります。』

『子爵や男爵はないのですか。』

『子爵、男爵、騎士爵は掲載がありませんね。公爵家、侯爵家、伯爵家それぞれの家にはあるでしょうが。』


 とりあえず知っている貴族はひとつしかないので、ブラントン伯爵のところを見てみると、まあ、娘さんが2人いたのね。お城では会っていなかったわ。まだ小さいのかしら。それとももうお嫁に行ったのかしら。

 この本には家系図しかないのね。規模や特徴はこれでは分からないね。


『それぞれの家の領地がどこにあるかが判る本はないのですか。』

『ございません。』


 ソウデスカ。コマッタワ。


 私が困った感じを出していると、ここからがセバスの本領発揮だった。

 少々お待ちをと言って、私付きのアンにペンとインクと紙を持ってくるよう指示を出し、テーブルに紙を広げると、貴族名と領地を書いていく。

『このような感じでございます。広さは大体ですが、位置関係は間違いございません。』


 出来上がったマンガ地図を基にして、説明してくれた。

・貴族の領地の隣には、必ず王領があること

・決まった公爵領は無く、王領のどこかが公爵領になっていて、

 そこの税は国に収める必要がないこと

・子爵、男爵、騎士爵は王家、公爵家、侯爵家、伯爵家の配下であること

・侯爵、伯爵は家格が侯爵の方が上である以外に差はないこと

・侯爵、伯爵に男子がいない場合は、女子の襲爵も許されていること

・侯爵、伯爵の後継になれなかった男子は、

 一代限りの騎士爵になるのが暗黙の規則であること


 教えて貰っているうちに、最初よりも来易い感じになってきて、

『私はここに飛ばされた時に王家の子爵になりました。名ばかりですが。』

『侯爵に陞爵すると国に収める税の比率が上がりますから、家格が上がるのも善し悪しですな。』

『侯爵、伯爵の次男、三男は、子爵や男爵の養子になるのが例外としてあるのですが、今はどちらが例外かわかりませんな。』

 なんてことも言っていた。


 それなら伯爵の方が領地としては強いのでは?ブラントン伯爵家はどうなんだろう。


『今日のところはここまでにしましょう。貴族年鑑とこの地図を見比べてみます。』

 私はそう言ってお開きにした。

 メイドや徴税官に貴族の子息がいたわね。侯爵、伯爵の子供はいるのかしら。調べてみる価値はありそうね。


 調べてみたら、なんとついて来たメイドは全員侯爵、伯爵関係者だった。

 モウヴレイ公爵家2名(家令、徴税官)

 ダグラス侯爵家2名(メイド長、徴税長)

 ウエルズ侯爵家2名(メイド、徴税官)

 ヨーク伯爵家1メイド

 ブーン伯爵家1メイド

 ヴィアーズ伯爵家1メイド

 テック伯爵家1メイド

 ハーウッド伯爵家1メイド

 ピンシャー伯爵家1メイド

 バセンジー伯爵家1メイド

 ヘレフォード伯爵家1名(徴税官)


 家格が上の人が2人とも長なのは偶然かしら。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ