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女王陛下になりました?  作者: 甘木
2.領地の整備を始めました
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6.ユーリ

今日から1週間は毎日8時にアップします。

 ユーリは良い人だった。前の面談でわかってはいたけれど、その時よりずっと明るい人だった。まぁ、偉い人、それこそ雲の上の人との面談で、普段の性格通りの言動ができる人なんてほぼいないだろう。

 天皇の園遊会で普段軽い印象の人が、借りてきた猫のようになっている報道は見てきた。そういうことだったんだよね。今、こんな感じになったのは、きっと阻んでいる壁が薄くなったせいだよね。


 ユーリの事情はざっくり言うと王のタウンゼント視察中に見初められ、ワンナイト・ラブ。

 それでその屋敷に住むことを認められたけど、それだけ。


 実際の詳細はさすがに聞けないので、物語にはよくある話と考え、過ぎたことは深く考えないことにして、それでも思った。王は子供ができていること知らないんじゃない?


「知らないだろうな。知っていたならエドワードにこの扱いはない。もし知っていてこの扱いなら、エドワードの暗殺を恐れてだろうけど、それならユーリの扱いが納得できない。」

「え、どうして?」

「玉飛接近すべからず、だよ。守るためには親子をこんな状態にしないはずだよ。」


 よくわからない事を言われ、頭の中ではクエスチョンマークで埋まっているが、ここでこれ以上粘るのは泥沼にはまることを経験上知っている。だから、

「なるほど、確かにそうだね。」

 と言って話を終わらせた。


 ユーリは私の3歳上のお姉さんだ。これで13歳の息子が居る訳で、この調子ならあと数年でおばあさんだね、生き急いでるね。私は結婚1年弱、1周遅れている感じがしてきた。


 それはともかく、私たちのいないところで親子は親子しているらしい、と慎二くんが言っていた。慎二くんがどうするつもりかはまだ聞いていないけど、当面このままにするつもりらしいことは分かる。

 ユーリにこの世界の最低限の礼儀作法を覚えさせ、エドワードに私たちの世界の知識を与えるつもりなのだろう。


 このタウンゼントが発展した時、王の子であるエドワードがそれなりの地位にあり、王の子であることを証明するユーリがいることで、この地を守る、っていうか私たちを守る保険にするつもりだと思っている。


 私としては、ユーリは前世界でも殆どいなかった友人枠に入りそうと思っているので、慎二くんが何を考えているのは置いておいて、もっとお話したいな。やっぱり慎二くんにはもっと今後のストーリーを聞いておかなくちゃ。きっと教えてくれないけど。

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