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zeroシンパシー  作者: ハルト
レゾナンスモジュール編
3/8

エピソード3「雇用契約書再確認」

「||」・・・通信での会話


「」・・・肉声での会話


{}・・・モジュールの発言


()・・・登場人物の主観的感情・思考


を頭の片隅に入れてお読みください。

「うぅん~ん、ふ~ぅん、はぁ。」

大きく伸びをしてベットから起き上がる

{起きるときの癖強いな、お前}

そう声を掛けれるとそこには...

「そういやお前って何者なんだ?」


エリアα-0782第四シティでのAIロボットの暴走はICCそしてMoNiの介入により死亡者12名と町の規模を考えればとても少なく済んだ。気絶から目を覚ました俺はICCの仮設避難所で一夜を明かした。ICCが運送会社ではないこと、R1のこと、そしてこの変な白い石みたいなやつのことを考えていたらいつの間にか眠っていた。


{俺の事か...なんて言えばいいのか}

「名前くらいあるだろ。」

着替えながら尋ねるが、

{あのなぁ部品とかに名前とかついてないだろ}

「だからその部品名を聞いてんだろうが!」

{あぁ、じゃあ改めて}

{俺はレゾナンスモジュール第ゼロ番型}

まったく聞いたこともない名前だった。

「レゾナンスモジュール?なんだそれ?」

説明を求めると、

{説明しずらいな。まぁ、お前に力を貸す存在だと思ってくれればいい}

ふわっとした説明を返してきたので

「体に悪影響とかないだろうな。」

問いただすと、

{俺を覚醒させたのはお前だそれだけはないから安心しな}

その意味を尋ねようとすると。ドアが開き

「おはようレイトくん。」

そう言ってソウカさんが入ってきた。

「ノックぐらいしてくださいよ。」

軽く苦笑しながら軽く返すと、

「ごめんだけどちょっと来て、そっちのレゾナンスモジュールも一緒に。」

固めの表情で言ってきたので俺たちは顔(?)を見合わせソウカさんに付いていった。


「ここよ。」

そう言ってソウカさんが止まったのはICCと書かれたキャラバンだった。

中に入ると140センチくらいの身長の子供がいた。

ソウカさんが子供の向かい側の椅子に座ったので少し離れて同じ椅子に座る。

「えっとこの子は?」

そう尋ねると、

「あら?そっか昨日は顔を合せなかったものね。」

子供から発された声は昨日通信から協力を要請してきた声だった。

個人的には高身長でバリキャリOLみたいのをイメージしていたので驚いて言葉が出なかった。

「初対面の人はだいたいそんな感じの驚いた顔するのよねぇ。慣れてるとはいえ隠してほしいわね。」

と言われてハッとなる。

「すっすみません。まだいろいろ驚きっぱなしで。」

慌ててそう返すと相手は納得したようにうなずいた。

「まぁ昨日の今日だもんね。混乱してるのも無理ないか。」

「自己紹介するわね、ICCの現社長兼最高司令官のシオンです。」

と名刺を渡される。

「あっご丁寧に。俺は、あ。自分はレイトといいます。」

名刺はなかったため名乗るだけにとどめておいた。

「ソウカ。ありがとう、もう下がっていいわよ。」

「はい、ですが社長。彼の保護者として私も同席してもいいですか?」

「ソウカさん?!」

ソウカさんは真剣な表情で言った。

「まぁいいわ。あなたがいても困る内容ではないし。」

「まず確認なんだけど、あなた自分の会社が何しているか知らなかったって聞いたのだけど。雇用契約書を渡したわよね?」

「5年前まだ12歳の俺に何をどう理解しろと?」

「あっ!そっか、えっじゃあ内容分からないままサインさせたってこと?!やってることほぼ詐欺じゃない。」

「あ、大まかに彼に内容を説明しました。」シオンさんが言う。その通りで彼女になんて書いてあるかを教えてもらった。「当時?」

「はい、なので予備役や民間武装組織であることは伝えませんでした。」

「正しい判断ではあるのか...。」

「改めて雇用契約書を見せてもらっても?」

そう伝えるとシオンさんはかばんから一枚の紙を取り出した。

これが雇用契約書か。あっほんとだ予備役云々って書いてある。衣食住を保証するって記載もちゃんとある。最低限の学習環境を整えるってヨウセイさんが勉強を教えてくれてたのはこれか。契約書に目を通し終えると、

「えっと。まだウチで働いてくれるかしら?」

そう聞かれたので「もちろん!行く当てもないですし」と返した。


シオンさんが契約書を仕舞うと、姿勢を正し、

「そして今回あなたを呼んだのは、あなたに謝らなければならないからなの。」

思い当たる節がたくさんあるので

「何をです?」と尋ねる。

昨日の作戦協力か?それとも俺に業務内容を正確に伝えてなかったこと?そう考えていた俺の予想をはるかに上回る言葉が出てきた。

「5年前、こちらの不注意であなたと共に行動していた家政婦用AIロボットを破壊してしまいまことに申し訳ありませんでした。」

そう言ってシオンさんは頭を下げた。意外なことへの謝罪で頭がショートしてしまったが、

「あっ頭を上げてください。あなたが謝らなければならないことではないでしょう?」

そう言ったが「職員の責任は私の責任でもあります。」

そう言われてしまった。

「じゃ、じゃあ俺の質問に答えてください。それでチャラでどうですか。だから頭を上げてください。」

年上で社会的地位が上の人に頭を下げられているのは未経験なのでなかなか怖かった。

「...分かったわ。」

しぶしぶといった感じで頭を上げたシオンさん。

「それで聞きたいことって?」

「大きく2つあります。一つはこのレゾナンス?モジュール?でしたっけ?これについてです。」

「もう一つは?」

彼女はそう言って促す。息を短く吸って告げる

「R1の正体について。」

ソウカさんは口を手で押さえて大きく、シオンさんは少し目を開いて驚いた。

「レイト君それは…。」

「説明したいけど、それならこの紙に署名と血判をしてもらえる?。」

一枚の紙を渡しながらシオンさんが言った。それにはこれから話すことについては口外禁止。またレゾナンスモジュール適合者として戦ってもらう。とこの2点が書いてあった。

「どうしてこんなことしなければいけないのですか?。」

釈然としなかったためそう切り返すと、彼女は表情を硬くし

「それだけの機密情報、そして国家情報の塊だからよ。そして適合者になった以上、ナンバーゼロはあなたと共に行動する。そしてナンバーゼロの力は私たちにとって大きな戦力になるのよ。だからもしその話を聞く覚悟があるなら」にっこりとした笑顔で「その紙にサインしてね。」

隣で聞いていたソウカさんが俺の顔を覗き込みながら言ってきた。

「レイト君...。危ないよ、もしかしたら国の陰謀とかに巻き込まれちゃうかもしれないんだよ!それに昨日はたまたま生きてたけどもっと危険な時もあるんだよ!最悪命を落とすことだって...」

「ソ...ウカさん…。」(顔!顔近いって!)

「私はレイト君に危ない目にあってほしくない。」

じっと目を見てソウカさんは言ってくれた。

俺は笑顔で

「ソウカさん、ありがとうございます。でも、俺は知りたい。レゾナンスモジュールの事。アーマーを着てないR1の素顔を。」

だから俺はその紙にサインをした。

「確かに受け取ったわ。」

紙を受けとったシオンさんは

「先にR1についてだけど。彼女が女性である。ということしか教えられないわ。ごめんなさい。」

求めていた答えとはまるで違うものが帰ってきておもわず

「なぜですっ?!」

と強く言葉が出てしまった。

「あなたが今結んだ契約と同じように彼女はここでレゾナンスモジュールの適合者の協力する条件としてあなたに正体をばれないようにすることを要求してきた。だから言えないの。」

「じゃあ同じ条件で俺はそれを聞きたいです。」

そう伝えるが「確かにあなたの力は強力だけど彼女ほど戦闘慣れしているわけではない。優先度としては彼女の方が上よ。だからあなたのお願いは聞けないわ。」

言われてみれば、俺は戦闘経験皆無の素人。対して相手は5年以上前から戦っている戦闘のプロ。冷たくシオンさんが彼女を優先することに納得せざる得なかった。

「じゃあR1は戦闘に出た際諸々終わった後に正体を暴くのはいいんですね?」

「かまわないけど、こちらは彼女の正体を守るために援護するわよ?」

フンと鼻を鳴らし、「やってやりますよ」といった。 to be Continue...。

レイト・・・レゾナンスモジュール「ナンバーゼロ」の適合者。民間インテリスト対策母体「ICC」の物資補給の予備役。レゾナンスモジュールの適合者としてICCに協力する。R1になぜ家政婦用AIロボットを殺したのかを聞きたいと思っている。


レゾナンスモジュール「ナンバーゼロ」・・・インテリスト対策用に古代遺物を使用し制作されたゼロ型、レイトが初めての適合者。意思を持った機械でレイトを弟のように接する。ずれた発言を結構言う。


ソウカ・・・ICCの救助実働隊の予備役。レイトのことを弟のように思っている。後方で避難者の保護やけが人の治療などを行う


シオン・・・ICCの社長。レゾナンスモジュールと何か関係があるようだ...。冷たい言い方をすることがあるので誤解されやすい。



R1・・・緑のアーマーと大型の盾「アインズシールド」を持つ適合者。5年前レイトの母親代わりのロボットを破壊した(らしい)。

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