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ラドヴィクス皇国物語2  作者: アニイアンニンドウフ
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ラドヴィクス皇国物語2

精霊には、それぞれ 己が役割を担う 領域がある。


例えば、月の精霊アルテイナは、

夜の領域で 闇を 浄化する 役目をになっている。


時間と幻影の双子精霊クロルとクローラは、

“はざまの森”で、ヒトの世界と 精霊の世界の境界を 守っている。


中には、

一つの国を まるまる守護する 精霊もそんざいする。

エストーリアは、春の精霊シェリスリーザが守護しているし、

フォールメラースは、水の精霊ウォリアルが。

エスファルダは、アルテイナ。

そして、

ラドヴィクスは 光と炎の精霊フィラリエラが。



しかし、

同じ精霊のなかでも、彼女は 孤立していた。

担う領域が特殊であったせいか、

だれども交流する事がなく ひっそりと その役目を 全うしていた。

その名は ドリティア。

夢の世界の安寧を司る精霊である。


ひとびとの抱く夢は、美しきもの、温かきものもあるが、

恐ろしきものとて存在する。


前者は、健やかなる眠りへと誘うが、

後者は 恐れや恐怖へと誘い、不安の世界へあたきおとすのである。

それは、ひとびとの心を蝕み、やがて 闇へと変化する。


いわゆる 夢の世界における”闇”を浄化するのが ドリティアの役目。


しかし、同じ浄化するといえど、アルテイナのように ヒトの協力者があれば

ずいぶん心強いのだが、

ドリティアの場合は ただひとりでに がんばらなければならない掟があった。


禁忌を犯した罪により、唯一助けとなる存在に頼ることを 王から禁じられたのである。

その禁忌とはー

 

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