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とりあえず異世界探訪  作者: sasara
7/10

使い魔?いいえ、精霊です。

満腹亭の食堂でA定食を食べている。

ちなみにA定食はメインは肉、B定食は魚、C定食は肉・魚のハーフ&ハーフ。

ここは転移前の日本かって思ったぐらいです。


確かに美味い、そしてボリュームもある。

だが、作っている人はガチなムチなスキヘッドのイカツイ顔。

とても残念に思う。そして、料理は全体的に茶色系しかない。

確かに全体的に薔薇色系だったら、大声でどこのスキヘッドに

恋してるんですか!!って言ってしまうところだった。

さすが、異世界。いつどこに罠があるかわからない。とても怖い世界。


そんなことを考えながら、今後の方針は決まったが

一人では行動範囲に限界があると行き詰まる。

仲間が必要だと思う。

ただ、自分は異世界人でありチートであることから、仲間になる人も

異世界人ではなくてもいいが少なくてもチートでないと色々と問題が

発生すると予想できる。


食事を終えて、食堂から自分の部屋に戻り考える。


そう、もし使い魔を使役出来れば当面なんとかなるんじゃないかと。

ステータスから【創造魔法】を見て分かるように風、大気に関する魔法しか作れない。


あっ、閃いた。


大空高く飛ぶといえば、鷲ですよね。


「クリエイト 精霊召喚」

ここでのイメージは、実際に風の精霊が存在するか分からないが

風の精霊の集合体としてオオワシをイメージし、詠唱。


座っているベッドの前の空間に小さな竜巻が発生し、輝きだした。


あまりの輝きに目を閉じてしまったが、輝きが止んだので恐る恐る目を開くと

そこには立派なオオワシが!!


「クァクァカ」

(殿、このたびは召喚ありがとうございます。)


「おおぉ〜」

そこまで成功することを予想してなかったので、驚いてしまった。

そして、鳴き声しか聞こえないのに言っていることがわかる。

これが以心伝心なのかもしれない。そして、殿って言われたよ。


「クァクァ」

(殿に対する忠義の証に名前を頂けないでしょうか?)


ふむ、名前かぁ〜。昔から名前をセンスが悪すぎると周りから言われて

いたから、正直困るんだよね。

実際には上空から鵜の目鷹の目のように魔物を発見してもらったり、諜報部員と

なってもらうからね。う〜ん、わしはイーグル、目はアイ、イーグルアイ。


「よし、決めた。君の名前はグルアだ!!」

イーグルアイから真ん中を取ったのである。


「クックッ」

(はっ、殿、素晴らしい名前ありがとうございます。)


上手に羽を顔に付けて、敬礼しているし。礼儀正しいグルアさん!!

そして、喜んでもらえてうれしい。


「ちなみにグルアさん、今実際のオオワシのように見えているけど、

 見えなくなることもできるのかい?」


「クァクァ」

(殿、私にさん付けは必要ありません。殿に見えるように実体化しています。

実体化を解除すれば見えなくなります。)


「分かったよ。」

心の中だけはグルアさんとさん付けにしよう。性格からして出来る子のグルアさん。


「グルア、やっぱり声を出さないと会話ってできないんだよね?」

ほら、戦闘中で声を出さないと指示できないって致命的じゃん。

相手にも作戦バレバレだし。


「クァクァカ」

(いえ、私は既に殿の一部です。そのため心で会話しているのです。

殿風でいうとテレパシーというやつです。今、鳴き声を出しているのは雰囲気です。)


「なるほど、なるほど」

グルアさん、雰囲気で鳴き声を出しているってお茶目な子。

よくわかっている。そういうの大事だよね。

この異世界にテレパシーってあるのか分からないが、自分の一部って言っているから

知識とかも共有しているのかもしれない。


「グルアはお腹減ったりするの?」

今後の稼ぐ金額とかも考えると食事事情は大事。


「クックッ」

(精霊ですので、お腹が減ったりはしないです。

基本的には大気中の魔力を吸収しますので。

ただ、実体化すれば食べれます。)


食べれるのか、絶対にグルアさんに食事を出すことを誓った。


「グルアは寝たりするの?」


「クックッ」

(精霊ですので、寝たりはしないです。

待機する時は、殿の中にいますのでなんなりとご命令下さい。

私がどこか遠くにいても精霊召喚で呼んで頂ければ、すぐに殿の側に!!)


「ちなみにグルアは魔物と戦えるの?」

メインは情報収集や諜報部員を考えているけど、いつ何時どうなるかわからないので

今後のことを考えてもとても大事なことである。


「クァクァカ」

(殿、私は精霊ですよ。そこらへんのよくわからない魔法使いが束になっても

私には勝てませんよ。)


わしの表情ってよく分からないけど、雰囲気でなんとなくわかる。

絶対、ドヤ顔しているよね、グルアさん。

グルアさん・・・・チートだわ。


なるほど、グルアさんの生態が分かった。


一発で成功するとは思っていなかったので、めちゃめちゃうれしい。

なんていっても、異世界転移しての初めての仲間である。




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名前:シン トクノ

Lv:5

種族:人間

年齢:17歳

スキル:

空魔法(ギフト)

  - 創造魔法

エアーウォーク

ミラージュ

風壁

霊覇鳳凰天塵

精霊召喚(鷲)

  - 追加言葉

・風魔法    MaxLv

結界(ギフト)

- オート

特殊:幸運

称号:大気を支配する者

持ち物:

・マジックポーチ(2/999)

  - 銀貨 58枚

  - 剥ぎ取り用ナイフ

----------------------------------------


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名前:グルア

種族:オオワシ(精霊)

スキル

・風魔法    MaxLv

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グルアさん良いわ〜。サクサク書けた。

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