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とりあえず異世界探訪  作者: sasara
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徳野真<トクノ シン>という男

徳野真<トクノ シン>についての説明です。

徳野真<トクノ シン> は只の高校2年性 17歳


学力は学年で10番前後、成績上ずば抜けて頭が良いわけでもなく

学力が低いわけではない。


本人曰く、成績が良すぎると色々な面で悪目立ちするし、高校卒業後のことを

考えると学力が低すぎてもマズイのである。


確かに現在の生活費から私立大学であっても卒業するだけの貯金を

じいちゃんが残しておいてくれているから問題ないが、極力は大事に

残していきたいと考えている。


大学には特待生として入学を考えているため、狙える範囲の位置で

悪目立ちしない順位を常に狙っている。


運動についてはどうかというと、運動神経は良い。

ただ、好き嫌いがあり、長時間運動するような・・・・マラソンなどの

長距離走は嫌いである。


見た目については、10人に7人は優しそう、笑顔が素敵と人気がある。

校内の裏ではファンクラブもあるらしい。家庭の事情を知っている人が

大半であり、高校生で1人暮らしで炊事、洗濯など家事を1人でこなし、

更に学業もしっかりしているということで、迷惑をかけたくないということから

暖かく見守ろう・・・親衛隊として活動が続けられている。

噂では何があってもいいように軽い、軽いストーカー部隊とか・・・・・・・。


近所の幼馴染の両親から、うちに養子にこないかと申し出があったり

丁重にお断りしているものの、何かと気にかけてもらっている。

本人曰く、人間やっぱり1人では生きていけないとしみじみと思う。


教室内ではどうかというと、持ち前の優しそうな雰囲気が出ているため、

男子からも良く話しかけられ、勉強を教えたり、女子からは簡単な料理

レシピなどを良く教えてもらっている。


ここまでくると頭も良く運動もでき、人気もあり完璧だと思われるが、

そんなプラスを帳消しするぐらい残念な失敗をやらかすのである。

例えば、再三口止めをしたオフレコの内容を即座に言いそうになり友人に

本気で殴られたり、勘違いにより、お節介をやいてよりいっそう炎上・・・カオスになったり。

割合的には8割真面目・やさしいに対して2割は残念である。

残念に当たった人は本人が自覚していない以上、これはもう事故に

遭遇してしまったと思うしかないのである。

そんなギャップが良いと一部のコアな人たちからも人気がある。


日課は毎朝の神社へのお参りと合気道である。


神社へのお参りは、死んだじいちゃんが行っていたもので

小学1年生から今現在まで行っている。


合気道についてはじいちゃんに徹底的に叩き込まれた。

四方投げという技1つしか教えてもらっていない。

じいちゃん曰く、これを徹底的に叩き込み、これさえマスターすれば

後の応用はどうとでもなるとのこと。

このスパルタともいえる叩き込みにより、相手の崩し方、どうすれば

相手が倒れるのか、学んだ。


今現在は、1人で独自の型、およびイメージトレーニング、

体幹トレーニングを行っている。


今思うと貴重な体験である。小学生で大の大人に服を掴まれる経験はそうない。

大の大人でも突然服の袖を掴まれると、ほとんどの人は経験がないため

躊躇してしまう。

そういう意味では、小学生から服を掴まれ、袖を掴まれ、練習とはいえ自分よりも

体の大きい人と対峙、対決することは貴重である。


あの時は、訳も分からず、容赦なくじいちゃんにポン、ポン、ポンと投げられた。

とても懐かしい思い出である。

練習の時はいつも厳しかったけど、練習が終わった後はとてもじいちゃん優しかったな。


徳野真<トクノ シン> において特異な能力は分析力である。

ある意味、神がかっている。

通常なら、必要な情報を収集し、長い時間をかけて分析するのが定石と言えよう。

彼の場合は、情報を集め、足らない場合は想像力と考えうるありとあらゆるパターンで

補い分析し、その分析速度は通常の三段飛びである。


その能力を駆使し、今現在の学年の順位にいる。

彼の能力を使えば、学年トップの成績は簡単である。

だが、彼はめんどくさいことが嫌いなのだ。

学年トップと学年10位を天秤にかけた場合、圧倒的に学年10位の方が楽が出来ると

分析したのである。


そんな彼でもなんの情報もないまま、神社参り10年目で真っ白な世界に

誘われて、神様と死んだ祖父に会ったのである。分析なんて到底無理である。


チートな結界の把握と、未だ未知のスキルである空魔法を携えて異世界に向うのであった。

次話から異世界編に入ります。

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