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依存と嘘  作者: ネコシ
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あなたと私の間の関係

恋の期限は三年と聞いていた。

私の恋は‥‥‥


初恋ははっきり覚えていた。

小学一年生のときで、見た目は今で言うイケメン、同じマンションだったため、学校に一緒に行っていた男の子だ。

結局私の引越しで、何も起こらず終わってしまった。

それからいくつかの恋をして、高校生の三年のとき、初めてばかりの感情が生まれた恋をした。



三年生になった頃、クラス替えで私はあなたの真後ろの席になった。

勿論、その頃はなんの感情も無かった。

はっきり言うと、いつ好きになったのかもあまり覚えてはいない。

周りが恋や愛なんてなっていたので、思いつきで話しかけたから。

週一回しかないホームルームが終わり、早く帰るあなたを急いで追いかける。

朝、昼、夜の部となっているこの学校では、個人の机なんて無いため、全部二階のロッカーで教科書、体育着、傘、カバンを管理しているのだ。

ホームルームが終わったら二階のロッカーまで走った。

ロッカールームに近づくにつれ、私の心臓は音が大きくなっていくような気がした。

バクバクなんてものではない、ドキドキでもない、ドッドッド‥なんて今までない音で、心臓辺りから脳に響いてきて、耳には緊張なのか、走ったからなのか分からない音が聞こえてきた。

その先を曲がったらあなたのロッカールームだ。

あなたはいた。

ホームルームが終わるのが早かった先生だったため、そこの空間にはあなたと私しかいなくて、逃げることは不可能だった。

そこからの行動が問題だったのか、始まりだったのか、普通に早く帰るためな雰囲気を出していれば怪しまれなかったのに。

わたしはただでさえ出席番号順で近いロッカーのあなたに話しかけた。

「仲良くなりたいので、アドレス教えてください。」


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