Prologue:3 協議
後書きがおかしくなっていたので修正
修正:一部語句の使い方などが間違いがっていたため
神様からもらう特典をわかりやすくしました。(なってるだろうか。)
意味は同じつもりです。
「どこだ、ここ。」
意識を失ったた鋼が目を覚ましたとき、 まるで神の世界のように美しい神殿に彼は居た。
正確に言うと鋼は物理的に目を覚ましてはいない、現状の彼は人の記憶と意識だけの存在、魂だったためだ。
また、神の世界のようなという表現も正確ではない、事実彼がいたのは神の世界だっからだ。
彼が意識を失っていた状態から復帰し、神殿を少し眺めると、トラックに轢かれようしていた少女と同年齢くらいの見た目の幼女が空中で土下座しているのが目に入った。
画期的なDO☆GE☆ZAである、むしろ地面でしていないので広義としての土下座とは反しているもしれない。
鋼が一般的な(妄想癖のないという意味で)少年であればここで頬を叩くなり、抓るなりなんなりして夢でないことを確認するのだろうが、彼はある意味一般的な学生ではなかった。
無駄なキメポーズを決めようとしたとき、体がないことに気付いたので、適当に体を勘で形作る。
「土下座は・・・いや、その行為は俺の国では最上級の謝罪を表しているんだが、その解釈でいいのか?それとも、それがお前の国の挨拶か?」
鋼はキメポーズで疑問を投げかけた。
「・・・そんなわけないのです。
あやまっているのです」
幼女は顔を地面の方に向け続けながら言う。
「だとすれば・・・死んだはずの俺の意識もしくは俺の記憶を持った存在が、ここに残っているということは神やそれに類する何かがミスをして俺が死ぬことになったのか?・・・いや、何らかの問題の解決を押し付けられる可能性もあるか」
幼女は途中で顔を上げ、首をガクガク振っていたが鋼は構わず続けた。
「私がミスしたせいでこんなことに・・・」
(ふん、いいな顔がいい奴は深刻そうな顔をすればみんな許してくれる。)
幼女はブツブツ独り言を言っている。
(カマをかけたが反応無し、か。)
物語で出て来る神様は思考を読んでいたりするが、幼女は出来ないようだと鋼は結論した。もし、読んだ上でこの反応ならば鋼には歯が立たないだろう。
「おい、名前はわからないがお前がミスったせいで俺は死んだってことでいいんだな?」
「はいです。わたしはユフィ、神様なのです」
幼女、ユフィは立ち上がり鋼の問に答える。
余談だが、ユフィの服装は50cmほど宙に浮かんでぎりぎり地面に服の先が付くほどの長さがある。地面に立てば引きずることになるだろう。
「地球には帰れないのか?」
「元のということであれば無理なのです。えーっとえーっと、神界法第19条7項、神界に入った存在の扱いについて、で一度神界に入った存在は原則神も含めて次に元の世界に戻れないのです。」
ユフィはどこぞの事務方のようにペコペコ頭を下げて言った。
「ていうか、なんで体を勝手に形作ってるのですか!マニュアルではこれで優位性を手に入れろってかいてあったのにぃ」
ユフィが心底驚いた風に言う。
「ここには残れたりはするのか?」
「・・・法律上は問題ないのです。だけど色々別の問題が・・・強さとか、立場とか、・・・」
「いや、大丈夫だ残るつもりはないから」
「なら聞かないで欲しいのですよ!・・・行くつもりなら異世界なのですよね?7項では強さがランク5以下の存在は行く世界の神界基準の危険世界度の変化によって、特典を貰えるのです。地球がある世界、テルリアムて言うんですけど科学レベル3の現代地球限定かつ日本で危険度3.0なので特典を貰うとすると科学レベル5のSF戦争世界以上なら貰えるのですよ。でも科学レベル5って、たぶん国に捕まったら特典関係で生体実験行きですよ。かと言って科学レベル1だと鋼さんの世界とのギャップが・・・、魔法レベル2で科学レベル1の魔法世界なら、んっ!これなら特典三つくらい貰えるのですよ。すごいのですよ!」
ユフィが突然ない胸を張って難しいことを言い始めたので、鋼には語句が理解できなくなりユフィに聞いた。
「危険度ってのは、大体わかるが、なんだその科学レベルとか魔法レベルとかいうのは」
「それぞれの技術の進歩の度合いなのです。」
「いや、それはわかるだろ。」
「そんなことないのです。前に来た手乗りサイズのショッキングピンクにパープルの水玉のカエルに言ったらどっかにいってしまったのです。」
「大きさで気付けよ。」
「それと、全身金毛に覆われたお猿さんに言ったら雷放ってきたのです。」
「ラー○ャンじゃねぇか。」
コホンと、ユフィは丸分かりの咳のフリをして説明を再開した。
「さっき言ったレベルというのは標準平均技術指標のことで、例えば科学技術のレベルだと、
レベル0:
北京原人くらい
知識無し
レベル1:
中世初期くらい
間違っているところもあるが少しはある。神話的。
レベル2:
大航海時代くらい
未来(レベル3)への礎、おおよそ合っている。
レベル3:
現代くらい
一般常識として、レベル1以前のものが否定される。
レベル4:
所謂近未来。
クローン技術や核融合炉、AIなどが出来ている。
レベル5:
SF世界。
宇宙を飛び交ったり、銀河サイズの国が作られたりしている。
レベル6:
意味不明理解不能。
時間の過ぎる速さを変える装置が当然のようにあったり、軽く世界を渡れる。運命を操れる。
現在の神界のみがこのレベル。
レベルX:
神に理解できない。
神にとってのSF。
みたいな感じなのです。
ちなみに全世界の技術レベルは神界の基準決定委員会という暇神集団で決められていて、危険世界度もここで決められてるのです。ここでの全世界は世界の全てではなく全ての平行世界を表しているのです。ちなみに、ファンタジーの異世界つまり平行世界はSFのパラレルワールドとは違う存在なのです。パラレルワールドというものは実を言うと存在しないのです、可能性を考える上での概念的存在でしかないのです。世界の唯一連続性は物理科学上も、魔法科学上の魂の変動性質からも証明されており理論上未来は予測可能ですが、未来情報学的に未来の完全予測は不可能とされているのです。これは情報は世界の変動より遅く生まれることが関係しt「ストップだ、神界の技術用語を並べるのはやめてくれ。」
ユフィが突然語り出したので鋼はやめさせた。
「と、とりあえず技術的に劣った世界に行けば特典が貰えるのか?」
「違うのです、危険世界度が高い世界が技術的に劣っている傾向にあるのです。」
「では、その魔法レベル2、科学レベル1の世界に行くとして、三つ特典がもらえるんだったよな。では全ての能力の制限を無くして行使する能力と意識が魂に宿る存在ではなくなること、世界の情報をその神界の情報学的な限界で集めそれを処理できるサポートキャラを特典としてくれ。」
鋼はドヤ顔で想定していた特典を言った。
「ん、・・・。OK出たのですよ。すごいですね審議委員会に3秒かけさせるなんて、まあ、サポートキャラの件なのだと思うのです。では送るのです。あと、言い忘れたのですが、肉体決めてないのでランダムなのです。」
「ちょっと待て、言い忘れたのですってなんだ無茶苦茶重要じゃねぇか。つーか、最初の謙虚さどこいったぁぁぁ!!!」
鋼は鋼の中心にできた穴に吸い込まれていった。
どうしてこうなった。
神様は最高神でお爺さんだったのに、
「なのです」口調ので技術オタクな残念幼女に・・・。(ー ー;)
鋼君は途中まで良かったになったのが、最後の方はマヌケに・・・(´Д` )
御託を並べて行きましょう。
まず、鋼君は完全な未来予測ができるのかということですが、できます。
そもそも、神界において技術とは神様のよくわからないなんでもできる力を理解できるようにするためのもので、極論をすればボタン一つで神の御業を再現することが目的です。それがレベルXであり、神様にとってのSFなのです。
なので神様の一部も完全な未来予測ができます。
また、神界法19条7項は世界を制しようという欲求を持つ神を規制する意味があります。ただし、世界を任意に渡れる神様や渡れるようになりそうな神様が存在しますが、彼等はそんな欲求は持っていなかったり、首輪(規制)がつけてあります。
ちなみにカエルは多くの神様達にトラウマを植え付け、別世界に飛ばされました。
ラ○ジャンは異世界で魔獣扱いです。