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○○は(救いようの無い)屑でした

幼馴染は(救いようの無い)屑でした

作者: sha-k_3

こんにちはこんばんは、sha-k_3です。

今回は、主人公が屑な話を書いてみました。

ぜひ、「サイテー」と言ってやってください。

自由に執筆していくのでよろしくお願いします。

俺の名前は葛崎遊(かつらさきあそぶ)っていうんだけど、現在時刻深夜1時、絶賛困惑中である。

なぜなら、腐れ縁の幼馴染(男)の浅間挟(あさまきょう)から、俺が先月付き合い始めた軽井心(かるいこころ)とヤってる動画が送られてきたからである。

いやなにこのNTR動画?

まじ何してんのこいつら?

正直にぶっちゃけると、興味は一切無い。

ただただ思うのはめんどくさいとだけだ。

あ、でも少しだけ残念かもな。

そろそろヤろうと思ってたからなぁ。


(ま、いいか。そんなこと)


とりあえず明日も学校だし、俺は寝るとするかな。


ピコンッ


「もう興味ないから連絡いらないって…」


スマホに送られてきたのは、俺のことを煽るメッセージ。

ごめんダメージゼロなんだわこっち。

それにしても、この幼馴染はなんで毎回俺に突っかかってくるのかな。

はぁ、明日がだりぃなぁ。


(おやすみぃ)


俺は既読無視をしてスマホを放り投げ、電気を消してベッドに潜り込んだ。




「はぁ、おはよぉ」


特に誰かに向けて挨拶をするわけでもなく、教室に入っていく。

あの2人は…まだらしいな。

よしっ、朝の時間は睡眠に費やそう。

昨日はあの連絡が来る前から、スマホで小説読んでたもんで眠いんだよなぁ。

まさか1日で15話も更新されるなんて思わないじゃん。

きっと作者は優秀な自宅警備員なんだろうなぁ。


「おいお前ら!聞いてくれ!」


俺がそろそろ寝落ちできると思った時、急に大声がした。

この声は確実にアイツだ。

何めんどくさいことを起こそうとしてんだよ。

俺はゆっくりと顔をあげる。

俺の目に映ったのは、俺の幼馴染と彼女がが教卓のところの立っている状況だった。


「実はな、心には付き合ってる奴がいたんだ。でもな、なんとそいつが浮気していたらしい!」


挟の言葉に教室がざわつく。

実は心はこのクラスじゃ可愛い方なんだよね。

だからか狙ってる男子もいたんだろう。

そんな彼女に男がいて、ましてやその男が浮気していたと知らされたんだ。

男どもは阿鼻叫喚、女子たちは同情で声をあげる。


(どうか俺を巻き込まないでくれ…)


俺は心の中でひっそりと祈る。


「そして、その男とは…葛崎遊、お前だぁ!!!」


はい、祈りが神に届くことはありませんでした。

今、挟は俺のことを指差している。

それに心は泣いてるけど…あれ嘘泣きだよな多分。


「マジかよ」 「サイテー」 「屑じゃん」


そんな声が俺の周りから聞こえてくる。


「おい挟」


「なんだ?言い訳でもするのか?」


「証拠は?」


「は?」


「だから証拠は?」


俺が浮気していたという証拠をまだこいつらは見せていないんだ。


「それは、あれだよ、心が直接見たんだよ」


「それじゃあ誰と浮気してたの?ねぇ」


俺は心の方を見て問う。


「そ、それはぁ…」


「いつ、どこで、誰と、どうしてたのかなぁ、俺は?」


「いや、えっと…」


オーケー、今のでわかった。

こいつら証拠もなしに言ってるな。


「おい遊!お前が悪いのに心を虐めんじゃねぇよ!」


挟が俺のことを怒鳴る。

今俺おかしなこと言ったかなぁ?


「それなら挟。お前が深夜に送ってきたこの動画は何なの?」


俺はスマホを取り出して映像を流そうとする。


「ちょっ、待てっ!それはな、心がお前の浮気で傷心してたから俺が慰めただけだ。そもそもは浮気したお前が悪い!」


「ふ〜ん」


ここまで大きくなっちゃったから、折角だし盛り上げるか。


ピコンッ


クラス中のスマホが同時に鳴った。

そう、あの動画を俺がクラスのグループチャットに送ったのだ。


「え、どうゆうこと?」 「浮気してたのは2人の方なんじゃね?」 「最低過ぎる」 「遊君が可哀想」


「おいっ遊!何してんだよ!」


挟が俺のとこにまで走ってきて、殴りかかってくる。

俺に迫ってくる拳を掴んで強く握る。


「い、痛いって、やめろ!」


「それで?これはどうなの?」


「だから!そもそも浮気したお前が悪いって言ってんだろが!!!」


俺の腕を振り払って、挟が俺から距離を取る。


「で?その証拠は?」


「み、見たんだもん!私見たもん!この前遊が女の子と一緒にいるところ!」


「だからその場所はどこで、いつのことで、誰といたの?見たんなら詳細もきちんと話せるよね?」


「う、うぅ…」


なんでこいつら「証拠は無いです」って言わないのかな。

もうバレバレだと思うんやけど。


「早く、証拠は?しょ・う・こ!!!」


今にも心は泣き出しそうである。


「もうやめときなよ遊」


「あ?んだよ凛華」


1人の女子生徒が俺のことを静止する。

名前は橘凛華(たちばなりんか)で、この学年の三大美人の1人である。


「流石にそこまで責めちゃうと、心ちゃんがかわいそうだよ?」


凛華は、俺を見ながらニコニコとしている。

しかしながら、その笑顔は作られたものであり、凛華は今確実に怒っている。

俺の中では今、危険信号が強くなっている。

不味いかもしれない…


「いやいや、そんなことないっしょ。俺、浮気してないかもなのに責められてんだよ?それに向こうは確実に浮気してるし」


俺がそう言うと凛華は何故かニヤリと笑った。


「でも遊、浮気してるじゃない。だから悪いのは遊でしょ?」


その言葉で、教室が静まり返った。


「いやいや!だからあれは浮気じゃないって何度も説明してんじゃないか!」


「それはあんたの自論でしょ?そうだよね、美藍?」


「そうですね凛華。あれは絶対他の人たちには通用しませんよ。私たちだから許しただけです」


俺のそばに近づいてくるのはもう1人の三大美人、愛園美藍(あいぞのみらん)


「2人とも酷くないか?2人は納得してくれたじゃん」


「「納得してない(ません)!!!」」


「あれ?そうなの?それじゃあ瑠奈は?」


瑠奈というのは三大美人の最後の1人、星川瑠奈(ほしかわるな)である。


「瑠奈が1番納得してないんじゃないかしら?」


「確かに。最後だったのは瑠奈だけど、1番嫉妬深いよね。私たちがイチャイチャしてる時も「ずるいずるい」言ってるしさ」


「マジかよ…今度1日中構ってあげるか」


「うん、そうしてあげな」


「なあ、ちょっと待ってくれ。お前ら一体どういう関け「やっほー、瑠奈が来たぞー!」」


挟が話そうとすると、教室のドアが開いて誰かが入ってきた。


「すごいタイミングで入ってきたね瑠奈…」


「そ、そうね…」


「あれれ?みんな今日どうしたの?なんかいつもと雰囲気が違うけど」


瑠奈は、教室内の様子がいつもと違うのに気付いて首を傾げている。


「えーとね、瑠奈。別にただ遊が新しい女の子を作ってただけだよ」


「は?」


凛華の言葉を聞いて、瑠奈の瞳からハイライトが消える。

まーずいかもしれないなぁ。


「ねぇ遊?」


「な、何かな、瑠奈?」


瑠奈が俺のところまで歩いてきながら声をかけてくる。

次の瞬間、瑠奈は俺の肩を掴んで勢いよく揺らし始めた。


「なんでなんでなーんーでー!もう3人もいるんだから十分じゃーん!もっと構ってよー」


「ま、ちょ、ごめっ、ま、揺らさないでくれぇ!」




少しすると、瑠奈はやっと落ち着きを取り戻した。

正直若干まだ気持ち悪い。

どんだけ揺らすんだよ瑠奈。


「そ、それで、4人は一体どうゆう関係?」


あ、そういえば瑠奈が挟の言葉を遮ったんだったな。


「それはね〜、瑠奈は遊の彼女なんだよ!」


その言葉を言うと同時に俺に抱きついてくる瑠奈。


「「「はぁ!?」」」


瑠奈によって、教室が一気に騒がしくなる。


「それにねぇ、凛華と美藍もだよぉ」


「う、嘘だろ…」 「三大美人全員が?」 「3股ってこと?」


「ど、どういうことだよ!?遊、お前心と付き合ってたんじゃないのかよ!?」


「ん?もちろん心とも付き合ってたよ?」


挟が叫びながらしてきた質問に、俺は答える。


「う、浮気じゃねーかよ!最低だなやっぱり!」


「む。失礼な、純愛だ「そのセリフはやめろ!」ぐえっ」


俺が喋ってる途中に、凛華に制服の襟を引っ張られ、首が一瞬絞まった。

なんで急にそんなことするんだよ。


「あのね、こいつの中では全員をしっかり愛してたら浮気にならないらしいよ」


「え?いやいや意味わかんないだろその言い訳!」


「私たちもそうなんだけどねぇ。もう遊に惚れ込んじゃってるもんで、それも許しちゃうんだよね」


「いや許しちゃダメだろ!?」


あの、早く、離してくれ、まだ若干、首絞まってるから。

俺のことを掴んでいる凛華の手を叩く。


「ああ、ごめん。引っ張ったままだっけ」


「はぁー。やっと楽になったわ」


「お前屑だなマジで!最低だわ遊!」


「いやいや俺の彼女寝取った挟に言われたくないわ」


「そんなことよりも彼女3人いる方がやばいだろ!」


「人の彼女取る方が最低だろ!」


「何喧嘩してんだこの屑どもが!」


「「痛ったぁ!?」」


俺と挟の頭に拳骨が落とされる。

犯人は絶対に美藍だな。


「そうだね、どっちも屑なことはもう決まってるんだからお互いに謝りな」


俺たちに凛華がそう助言する。


「はいはいごめんなさいね3股もしてー」


「いやお前全く心こもってねぇじゃねーか!」


「だって悪いと思ってないからな」


「やっぱ最低だなお前!」


「知らんがな」


「遊〜、瑠奈は勝手に新しい彼女作ってたの許してないからねぇ?」


あ、これは瑠奈さんブチ切れてますね。


「と、とにかく!新しい彼女作ったのは悪かったから。でも、もう心も挟のもんだろ?だから今回は許してくれ!頼む!」


俺は瑠奈に手を合わせてお願いする。


「今度手錠してもらうから。それなら許す」


「お、終わった…」


「瑠奈はハードなのが好きだねやっぱり」


「瑠奈が自由にした後、いつも死にかけてますもんね遊」


「お、お前ら、マジか…」


Oh, jesus…

俺、次の時に死ぬらしいなぁ、嫌だぁ。


「それにしてもさ、この幼馴染コンビ。救いようの無い屑だなほんとに」


「それほどでも」


「褒めてないわ!」


凛華のツッコミは今日もキレキレだなぁ(他人事)。


「ってわけで、心は挟にあげるから。幸せにしてあげてね」


「お、おう。わ、わかった…」


「やっぱり遊は最低だね」


「ほんと酷い男」


「屑だねぇ」


「それでも好きなんだよね」


「そうね」


「だーいすき!」


「俺もだよ。3人のことは誰にも渡す気ないからね?」


俺はこれからも、この3人だけは手放さないようにしとこっ!


めでたしめでたし?

どうもsha-k_3です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

みなさんはこんなのにならないようにしてくださいね?

これからも自由に執筆していくのでよろしくお願いします。


〜設定〜


葛崎遊(かつらさきあそぶ)

クール系イケメン

挟と幼馴染

凛華、美藍、瑠奈の彼氏

心の元カレ


浅間挟(あさまきょう)

派手系イケメン

遊と幼馴染

心を寝取った


軽井心(かるいこころ)

可愛い系

挟の彼女

遊の元カノ


橘凛華(たちばなりんか)

ギャル系美人

クラスの三大美人の1人

遊の彼女


愛園美藍(あいぞのみらん)

優等生系美人

クラスの三大美人の1人

遊の彼女


星川瑠奈(ほしかわるな)

ゆるふわ系美人

クラスの三大美人の1人

遊の彼女


正直適当です

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― 新着の感想 ―
[気になる点] まさか1日で1週間で15話も更新されるなんて思わないじゃん。 1日なのか1週間なのか。
[一言] 名前ww軽い心草。
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