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「さみしいね」など

帰路とたそがれ

作者: 維酉

髪を切る

暮らしをととのえる


昨日を

きちんと

昨日のばしょに


今日を

きちんと

今日のばしょに

おきなおす


髪を切る

明日のかなしみは

ちゃんとひっさげて歩く


最近は

映画の見すぎかな

魔法のように、ひとが

いきを吹きかえす

夢ばかり


暮らしには

色がないから

こっちでかってに

絵の具を塗るね

明日のわたしは、この色を

気にいらないかもしれないけど……


髪を切る

日々をみつめる


明日が

明日のなかに

おのずから立ち上がってくるように


わたしは歩いている

帰路と、たそがれ

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― 新着の感想 ―
[良い点] 穏やかな毎日をひとつずつ片付けながら生きる丁寧さの感じられる、素敵な詩でした。 素朴な言葉選びに、なんともいえない美しさを感じます。 まるで職人さんの作った道具が、飾り気がなくとも、機能美…
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