9話 魔法をもっと覚えてみる
魔法を習得し始めて2日でついに生活魔法をかなり習得した。
火を灯す魔法は覚えたし掃除の魔法も覚えた。
さらに生活魔法には植物の成長を早める成長促進とか穴を一瞬で掘る穴掘り(ホールアウト)という生活魔法があるので俺はそれらを習得し始めた。
成長促進は実際に植物を育てるところから始めないといけない。
俺はホームセンターで土を買ってきてミニトマトの苗を買ってきた。
とりあえず初心者はミニトマトから始めろと聞いたことがあるからそうした。実際小学校とかでミニトマトを作ったことがあったから簡単なんだろう。
というわけで苗に対して成長促進するように魔法をかけてみる。
だが上手くいかない。何度も成長が促進されるように念じる。
何度もやる何度もだ。
ニャルルが頑張れ頑張れテンジュウロウっと励ましてくれる。
猫のような姿そのままで服を着ていて俺を励ますニャルルがなんか凄く可愛らしく見えた。
俺は猫が好きだ。猫を飼いたいと思っていたからニャルルはもう俺の飼い猫みたいになっている。
そのままの姿で出歩くわけにはいかないが変装させて猫の人であるとはばれないようにしている。
でも俺の住んでいる家は親父がたまに帰ってくるから一緒にいるとばれるとヤバい。
というかお爺ちゃんがいるからばれる。
と言うとニャルルがじゃあこれならどうですかとなんと猫の姿に化けた。
ニャルルは魔猫人だから猫化のスキルをデフォで持っているとか。
猫と言ってもまあ少しだけデカいような……イリオモテヤマネコのように少しだけ大きい。
まあ銀色の猫で野生感はないけど。俺はお爺ちゃんに猫を飼ってもいいかと聞くと
「お主が世話をするならいいだろう……だがこの猫少しだけ何か他の猫と……いやなんでもない」
とまあお爺ちゃんはかなり高齢で今年で96歳になる。
足腰はもうかなり悪く車いすが必要だ。家の中は歩けるけど。
お爺ちゃんの許しを得てニャルルを堂々と飼うことができるようになった。
ニャルルは猫モードでも俺に喋りかけてくる。
「うまくいきましたねテンジュウロウ……猫として置いて貰えるなんて光栄です」
「ニャルルはそもそもなんのためにこっちの世界に来たんだ?」
「うにゃ~まあ行商と自身のマスターを探す旅に出てました。テンジュウロウをご主人として専属のダンジョン素材やアイテムの買取役を担ってもいいですかにゃ?」
とまあニャルルはお金儲けよりも自身が尽くすご主人を探していたらしい。
「商人としてうちもダンジョン攻略を手伝いましょうよ」
「ははそれは助かるな」
何はともあれニャルルが俺の専属買取人になった。
ダンジョンで落とした素材やアイテムを買い取ってくれるらしい。
どこに売りに行くんだろうと聞くと「つてがあるんですにゃ」と怪しい笑顔で囁いていた。
闇取引? いやいや別にダンジョン素材は未知の素材だが別に問題はないだろと思うが。
ともありそんなわけでダンジョン攻略に精を出す俺などであった。
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