85話 ライカは普通じゃない
月夜見との一航戦は巴て普段通りだ。
月夜見さんはモンスターを使役して戦う俺と同じ手法を取る。
こっちはライカ、ミリア、ムウ、エルマの四態勢の構えだが、ライカがやる気だ。
渋谷ダンジョンの攻略もなかなかに進んでいる。68階層だっけ? なかなかだろ。
「天重郎さん~そっち流れモンスターいったよ」
「ライカ! いけ」
「虎拳法!!」
ライカの虎拳法は手を虎のように構えて放つという……いやモンスター娘独特の出鱈目拳法だが強い。
腕力がモンスターだからそうなんだから。
ダンジョンのことを考えてみる。
渋谷ダンジョンで出土されるアイテムや素材系のアイテムは毎度のことからうまうまされている。ダンジョンには意思がある。ダンジョンは生まれた当初何者にも侵略されないという固い意志があったが、今は攻略されたいという意思があるように俺は感じ取れる。
ダンジョンの考察はまた今度にしよう。
ライカの変貌については元はカード系の従魔だからか。
ライカが可愛くなるのはいいことだがよろしい関係になれるのかわからない。
必ず肉体関係になりたいのかと言うとそういうわけではない。
でもライカが好まないなら俺も遠慮しようと思う。
ライカの選択肢も聞かないといけないからな。
渋谷ダンジョンは月夜見さんと攻略中だ。
この変だとオークも上位種のオークジェネラルだ。
エルマが全部倒しちゃうけどな……ライカとミリアが張りあってる。
ムウも張り合ってる。
「粘性拳法!!」
「猫拳法!!」
「虎拳法ーーーーー!!」
ムウの粘性拳法が興味深いぞ。超絶的な粘性力でオークジェネラルを吹っ飛ばしているぞ。
だが水弾とか粘液砲で敵を吹っ飛ばしている。
オークジェネラルがコマみじんになる。水撃とかで圧倒的両断が行われている。
ミリアの猫拳法で爪で引き裂かれている。
虎拳法も爪で引き裂いている。
そういえばライカも人間形態でも立派な爪をお持ちで……
爪でひっかかれたら勢いよく皮が剥がれそうだ。
ライカの咆哮がダンジョン内に響く。
「がおおおおおお!!! この私は最強だ!!」
ビーストモードに戻るライカ。
「ギゴガ!?」
オークジェネラルたちが恐れ慄く。
ビーストモードだと圧倒的に敵を凌駕する。
最大的に攻撃が強い。
ライカのビーストモードは最強かもしれない。
オークジェネラルを全員倒してしまった。
渋谷ダンジョンの探索はまだまだ続く。
ライカが人間形態に戻る。
でも人間形態に戻るときに服を着ないといけないのが大変。
ライカが服を着ると笑顔になった。
「えへへへっ服着るの楽しい」
「なんかそういう風に喜ばれると破廉恥って突っ込みずらい」
「ガオー! 野性的だぞ」




