79話 友情はレモンソーダ
エルマはレモンソーダを飲んでいる。
「うーい、ひっく! レモンソーダをくりゃさいれす」
「うん。あげる」
「ういっ? ありがとうれす」
「あなた、レモンソーダ好きなの?」
「ういっひっく、大好きなのれしゅ」
エルマが泣きながらレモンソーダを飲んでいる。何かあったのか。
エルマがダンジョンで負傷してしまったらしい。
それでやけ酒らしい。
「うーいひっく! もう私はレギュラー落ちです、ひっくうーい」
「何か悲しいことあったの?」
「なんでもないれす! ひっく」
悲しいことがあったので飲み明かすとか。運命のレモンソーダを飲んでいる。レモンソーダは裏切らない。
「なんとかなるれす。うーいひっく!」
ダンジョン行くですとなってしまう。
「エルマこの前の負けを返してみないか?」
「いいのれす! やってやるれす!」
そうしてダンジョンに入っていく。花火も一緒だ。
花火は肉体言語でオークを滅ぼす。
エルマは魔矢で何度もオークを刺す。
「くそなのです、くそなのです、くそなのれす!」
エルマは魔矢で攻撃を最強にする。弾け飛ぶ魔法矢はエルマを喜ばす。
「最強なのれす! 最強なのれす!」
エルマは最強なのかもしれない。レモンソーダが起爆剤だ。
「レモンソーダ飲むか?」
「もちろんなのれす! ゴブゴブ」
「私も飲む」
花火は一緒にレモンソーダを飲む。
悠然の灯から来るレモンソーダの心。
レモンソーダは裏切らない。
「リマも呼ぶか」
リマを召喚した。
「なんじゃーい! エルマ泣き止んで……」
「うるさいのれす! ごくごくごくごく」
「エルマ悔しいだろ! なら糧にしろそれをばねにもっと頑張れ!」
「がんばるのれす!!」
そうしてリマも頑張る。エルマも頑張る。
エルマの弓術はさまになっている。
羽が生えたかのように見える。
エルマの轟きが見て取れる。雄弁に物を言わない。輝きは勝利をもたらす。
エルマの真剣な表情が見て取れる。
オークの弱点を狙う。
ただ強大な敵が現れる。
ダーティーオークだ。
なかなか巨大なオークが現れた。エルマが狩人の目で弓矢を放つ。
魔法矢が炸裂する。二段階の魔法矢が放たれる。エネルギー状の塊がぶつかる。
ダーティーオークを三撃で倒した。強い強すぎる。狩人の眼でオークを貫いた。
さらにデザートリザードが現れた。
エルマが尋常じゃない眼で蒼炎する回廊で放たれる弓矢。
稲妻でも走るかの如く炎邪の矢がデザートリザードに狙い撃ちする。
死に際の一撃が最狂に放たれた。
エルマが(レモンソーダを我慢して)最強の弓矢を放った。
デザートリザードも2撃で沈む。
帰ってきて祝杯のレモンソーダを飲んでいるエルマがいた。
「俺にも飲ませてくれよ」
「うーいひっく! いいでしゅよ! 気分が良いです」
「最高です! エルマさんかっこよかったです」
花火が凄く楽しそう。良かったなエルマ。
祝杯でピザを買っておいた。みんなで食べようぜ。
「ありがとうなのれす」
「レモンソーダもばっちしだぜ」




