75話 カレリナは焼き肉パーティをしたい!
金沢から戻ってきたカレリナはお肉を大量に食べていた。
「もぐもぐもぐもぐ」
「もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐがぶがぶがぶがぶがぶ」
ダンジョンでお肉食べたいのですの~~~~!!
カレリナは一人吠えていた。肉食系紅茶女子な彼女は紅茶を啜りながらお肉を食べていた。
基本鶏肉だが豚肉のスペアリブとかも好みだった。
「ダンジョン産の肉も食べたいのですわ~そうだ! ダンジョン行きますわ~~~」
「ニャルル!」
「はしっ!? カレリナ?」
「昔からの付き合いですわよね?」
「でも天重郎が来てないのに……勝手に夢幻ダンジョン行くのは……」
「いいから行きますわよ~!」
というわけでお肉を旅してレッツラゴー。
◇
カレリナとニャルルと保護者でマッチョ魔人が付いてきた。
「カレリナよ……肉欲しさに夢幻ダンジョンに行くとは……まあ大丈夫だろうけど」
「マッチョ黙って」
「マッチョさん頑張って」
そんなことでカレリナはボア系を狩る。
オーク系も狩る。強いことはない。普通に倒せる。
カレリナの魔装爪が途轍もないほどに威力が高い。
ニャルルの忍者刀も炸裂する。
「犯罪的旨さよ~犯罪的旨さよ~」
「ブルっ!?」
レッドボアが震える。モンスターを倒すと肉が手に入るかも知れない。
ボア系は一番肉が取れやすい。
ボアを狩りつくす。後ろの袋にたっぷり入れる。
ニャルルは肉は結構好きだが、カレリナの並々ならない肉への情熱を少しだけ不安がる。
(にゃにゃにゃぁ~なんでカレリナはいつもの食事では物足りぬで肉を欲するのか……ニャルルは肉より魚派なのにゃぁ)
「ニャルル?」
「はいっ! にゃぁ」
「魚を上げるから肉を取ってきなさい」
「はいにゃぁ! 肉取ってくるにゃぁ!!」
「やれやれだね……ボアの肉は美味いからね……僕も大好物さ」
「マッチョさん黙って」
「マッチョさんごめんにゃさい」
マッチョ魔人はマッチョに肉を頬張るのが好きのようだ。
魔導コンロを持ってきたのでここで焼き肉にもできる。
「焼き肉パーティよ!」
「うにゃにゃぁここでするのかにゃ!?」
「いいねえ筋肉に弾けが入るねえ」
そうしてレッドボアやダークボアの肉を舌鼓に入る。
野性的な肉のアドバンテージの弾力性が感じられる。
「がっつりいけるわね……美味いわ」
「いいね、これなんて脂身だけどそこに入る筋肉質なうまみが心地よい」
「にゃにゃにゃあニャルルの肉がないにゃぁ」
「お前ら三人だけでなにしてんだ」
「にゃにゃにゃぁ!? 天重郎どうしてここに!?」
「いくらたっても探してもいないから探しに来たのに」
というわけで天重郎も焼き肉パーティをすることに夢幻の鍵空間に移動してみんなで焼き肉パーティだ。
「地上で肉も買ってきたらかたっぷり食えるぞ」
「うにゃにゃぁ肉も良いけど……」
「ニャルル用にまぐろとかサーモンとかはまちとか買ってきたぞ刺身も」
「うにゃにゃぁ! ありがとうにゃぁ天重郎」
「焼き肉……美味」
花火も美味しそうにしていた。
エルマも焼き肉を頬張ってレモンソーダで飲んでいた。
「うーいひっく! 肉だ! 肉を持って来いのれす! 酒もだ!」
「酒じゃなくてレモンソーダだぞ」
「本物の酒も旨いれす」
って本当に今回は飲んでるじゃねえか酒くせえ。
エルマは肉体年齢15歳くらいだろ確かあかんやろこれは。
「ごくごく酒は美味いのだ」
エリーまでいやがる。なんというか焼き肉パーティになってしまった。
カレリナはもくもくと肉を食べている。
塊肉をバクバク食べている。
「カレリナ今度から俺も誘え、一緒にボア狩りくらいつきあってやる」
「よし! 毎日ボアとオーク狩りだ! いいことしようぜ!」
カレリナのいいことは毎日焼き肉が食えることだな。




