73話 花火は甘えん坊な狐さん
花火がなんか甘えん坊だ。
「求、いなり寿司が食べちゃいたい……くりゃれくりゃれ」
「わかった作ってあげるよ」
「こんこん!」
なんか可愛い。
でも戦闘力は半端じゃない。強すぎる。なんというか最強だ。狐魔女っていうか狐拳法家って感じだけど。
俺のミヒルが嫉妬している。
「ご主人様!! なんですかその女狐は!? 私はもう捨てられたのですか……およよよ」
「ミヒル……流石に我儘が過ぎるぞ」
「くっ……まあいいでしょう」
久々にショタモードで夢幻ダンジョンに行ってみる。
ミヒルとアテナとユリとリマと花火を連れて夢幻ダンジョンに来た。戦闘力はかなり高めでミヒルは蹴りで敵を殺す。
アテナは小剣で敵を倒す。
リマとユリは小さい機械蜘蛛と蜘蛛を使役して敵に襲い掛かる。
花火は肉体言語で敵を葬り去る。
花火は遠距離攻撃が不得意だからその不得意も伸ばしたい。
「花火肉体言語もいいが狐火はどうだ?」
「これでどうだ?」
ふんわりとした狐火がオークに飛んでいく。
オークを炙る。凄まじい業火だ。だが不知火を置いてきたのは失敗かも知れない。呼び出すか。
というわけで不知火を呼び出した。
呼び出し機能は最近手に入れた。
「私の狐火とどっちが上かまた比べる?」
「そう……どっちが上なのか勝負」
そうしてオークたちは燃え尽くされた。
リザードマンも出てくる。リマが機械蜘蛛で圧倒する。
リマも魔法を使えるようになった。
「これで無能とは言わせなのじゃ!! わっははははは」
「調子に乗らない!」
「ふにゃぁ……これでも頑張ってるのに」
花火は妖力のコントロールは上手いほうだ。
だが肉体にそれを纏わせるのは得意だが、術にして放つのが苦手のようだ。
水蓮という水技も不知火は使える。
不知火は近接戦闘力こそないが妖術による攻撃能力は高い。
なんというか花火と真逆ではないがポテンシャルだと花火のほうが高いか。
「私も頑張ります!」
「不知火……そうだな期待しているぞ」
不知火も頑張るそうだ。期待しないと。
花火は拳法に力をかけている。
夢を貫く拳法家か。なんか来るねえ。
夢幻ダンジョンから出た後花火は甘えてくる。
「ご主人……遊びたい、駄目?」
「いいぞ」
「やったー!」
なんか生まれたての赤ん坊のようだな。いや間違ってないか。
そんなこともあり、花火とはよろしくやってる。
俺は今カレーを作っている。
皆のために作るカレーだ。旨いぞ。
「ご主人花火も作る」
「混ぜるだけだぞ」
「うん」「私も不知火も」
「うー私が混ぜてるの」
「順番順番」
そうして不知火となんか張り合う花火も可愛い。
花火はカレーを混ぜる。カレーを混ぜる。
カレーを混ぜる、こぼす。こぼしまくる。
「ちょっと待った! 花火! こぼしすぎ」
「すいません、ご主人……しゅん」
カレーはなんとかできた。
みんなで食べていく。
「美味しいのですご主人」
「美味しいですご主人様」
花火も不知火もカレーをたくさん食べていく。
みんな腹いっぱいになって良かった。




