72話 花火と不知火は力比べをするそうです
「仲間になったから親友作成」
「不知火はどうなんだ仲良くなれそうか?」
「私です? 確かに仲良くなれそう」
「狐妖精体? 仲良くします」
どうやら仲良くできている様だ。休憩中。今はお茶を作っている。今日はほうじ茶かルイボスティか迷う。
エルマがレモンティーを飲んでいる。
「うーいひっくっ!! もっとレモンティーをもってこいのれす」
「おまえもはやレモン入ってたらなんでもいいだろ」
「そうともいいまひゅ」
リマがダンジョンでベビー機械蜘蛛たちの特訓をしたいと申した。
夢幻ダンジョンの5階層に入る。
ベビー蜘蛛たちがきびきび動いている。
ダンジョンで夢幻に戦う。発動する魔法、限界を超えるための力を蓄える。
エルマを一緒に連れてきた。
エルマは飲んだくれてる。
「弓術は本気でやるわよ」
「ならいいけど」ほんとかな~?
だが弓術の腕前は確かに酔っている(酔ってない)とは思えない。
エルマは本気を出している。それだけエルマは飲んだくれてるが、良いところはある。
夢幻のダンジョンでは出鱈目なものほど強くなるが、リマが暴れている。
リマは正式に契約した従魔だ。
リマとエルマが凄く頑張っている。
リマの機械蜘蛛の兵隊は統率が取れている。
エルマのマジックアローが最高に決まっている。
「よくやったぞエルマ!!」
「ありがとうなのれすご主人」
エルマとリマと夢幻ダンジョンをたっぷりと攻略した。
だが不知火と花火がなんか雰囲気良くない。
「私の狐火のほうが上ですよ」
「私……上」
「圧倒的格の違いを見せてやりますよ!!」
「格の違伊……」
なんか始まってしまった。でも止める暇がなかった。不知火と花火がバトッてる。
最初から最後まで花火と不知火もどちらも結構強い。
不知火の狐火が命中するが花火はなかなかに粘る。
どちらも狐火で戦う。
花火はお得意の拳による攻撃も封印している。
ポテンシャルなら近接格闘ができる花火のほうが強いのになぜ……?
「それは私から説明させてもらいます」
「アテナ……どうしてお前が?」
「二人の闘い方見せてもらいました」
どうもアテナには思うところがあったらしい。
不知火は妖術関連は強いけど近接格闘術はダメなほう。
花火は近接から遠距離妖術まで様々で万能型。
でも本当は近接が最強だとか。
「アテナにしてはなかなかの洞察力」
「私のほうが戦闘のプロですよ、マスターはそこらへん誤解してます」
「照れるな」
「照れないでください!」
どうもまあ俺は魔力特化型なのかな? でも近接も最近はかなり頑張ってるほうかも。
従魔たちには負けたくないから俺も鍛えたい。
でも従魔たちはどんどん俺を置いて強くなる。
まあなんだ、テイマーとしてそこらへんはまあ痛い悩みだな。
不知火は狐火を多段に放つ。
花火は優雅に舞うようにそれをいなす。
だが特大の狐火を放った不知火の狐火を花火は拳で粉砕した。
そしてお互いが握手をして立っていた。
「青春だね……」
「マッチョ魔人さんチーッス。青春ですね」
「私の狐火を拳で粉砕するなんてすごいですね」
「いやいや私の拳を封印した拳を使わせるなんてやる……友好条約」
なんか心がほっとする展開だなと思わせてくれた。




