71話 花火
ハナビは妖狐系最強種のようだ。
「不知火お前だといけるか?」
「主様私でもこの娘にはかなり深手をこうむります」
「ユリ、アテナ頑張れるか!?」
「いけますこの程度」
「私も頑張ります」
「エルマ、リマお前らも全力でかかれ!!」
「嫌なのじゃめんどくさい」
「レモンソーダ沢山くれるなら」
「おまえらなあ……」
なんかしょうもない理由でもめている。だがハナビから動きがない。どんなことでも動じないがこちらの仲間を攻撃するなら、もしかしてこっちも怒るかもしれない。
世界から夢を取り戻す。マリさんと一緒に夢小説を書こうぜとなった。
変態夢小説ならいつでも書けるぞい。
「目標……対象殲滅可能目標多数……こちらまだ自立モードに移行可能ではない……エラーエラー……」
そういう系? アンドロイド系? 狐魔女だけに、機械系なの心の中は!?
なんかハナビの意外性が見え隠れした。
でもなんか普通にやばそう。やばそうな匂いがプンプンする。
こうしておけば歯周病を減らせるぜ! ってかんじで病原菌を減らす有能菌のように怖い存在かもしれない。
「攻撃開始!」
ハナビが空中を飛んでくる。不知火に拳による一撃を加えた。
意外と肉体言語なのね? そりゃあ不知火でもヤバイ。一撃で不知火がノックダウン。
エルマがレモンソーダをぐびぐび飲みアーチェリーを構える。魔法の弓矢で敵を討つ。
普通に躱された!? ってまあ予想通り。
そしてエルマが拳でノックダウン。
リマが機械蜘蛛を呼び出して鞭で使役。そして一斉にかかれ!! でもすべて炎系統の魔法のようなもので破壊される。
ナムサン! 機械蜘蛛の造兵たちよ! そんなこともありリマもノックダウン。
ユリが催眠波動を放つ。
でも効かない。普通に仰け反って躱される。そのまま腐食液を放つが炎のような熱のパワーで防がれる。
ハナビちゃんどんだけチートなの!!?
そしてユリもやられる。
ついにアテナしか残らない。マッチョ魔人もいるがなんか怖い。
「マスター!! 最後まであきらめません!! 私は!!」
「その域だ! アテナ!!」
「はあああああああ!!」
アテナは善戦する。なんとかハナビに一太刀浴びせようとする。
そして花火を倒せるかというところでマッチョ魔人が後ろから手とう。
でもハナビは倒れない。ギロって目で俺を見ている。
「あなたが我が主人となる男か?」
「はひっこわっ」
「ふんくだらない、この程度の男で……マナが異常に高いな……しかも戦闘力を隠している?」
おやっばれてしまってはしかたない。なんてそんなことないから!? 俺そんなに強くないよ!? なんか勘違いしているよこのアンドロイド系狐魔女??
膨らみの中に胸は無い。マシロが一人で台所を使っている。
ましましニンニク肉あられなラーメンを一人で作っている。
こんな時に遊ばしている(料理をガチで作る)を許している俺も俺!?
何だこの状況は!?
煮えたぎるチャーシューと排他的濃厚豚骨スープが俺たちの戦場に優雅に匂いと言う残酷な芳香を刺激するあまつさえザールな皇帝を崩御させるこの旨そうな匂い……
「お腹空いた……戦闘状態から待機状態に移行する。人間腹が減った何か……そこにある旨そうな匂いのものをよこせば仲間になってやらんでもないぞ」
へっ!? なんだこれ。まさかの食欲の勝利とか。
というわけで仲良く豚骨ラーメンを食べる展開になりました。
花火ちゃんは仲間になったよ。
アンドロイド系狐魔女。最高にクールだぜ!!
俺はラーメンに舌鼓をうちつつ、花火やみんなと一緒に飯を喰った。




