38話 サマーインパクト
夏の暑い日差しの中で一際地獄の業火のように熱いモンスターが出現した。
イフリートと呼ばれる火の精霊が東京の秋葉原に出現した。
その究極の火炎の力で建物を燃やし尽くした。
イフリートだけじゃない、フレイムダンサーと呼ばれる炎の幽霊のような存在が秋葉原で生み出された。
ファイヤーベアという炎攻撃を行う熊も出現した。
人々は恐れおののいて逃げ惑う。だがたまたま来ていた探索士の人たちも黙っていなかった。
秋葉原にもダンジョンが出現していたので装備もばっちしだ。
火炎系のモンスターが所狭しと襲い掛かってくる。
灼熱の放炎が俺たちに襲い掛かる。
スライムのムウが少女形態になる。
「アクアスプラッシュ!!!」
強力な水圧による放流水が火炎系のモンスターには大ダメージのようである。
「天重郎! やるよ怖いけどね」
アラクネのユリが腐食液を吐き出した。
アラクネのユリの持つスキルは蜘蛛糸と腐食液と催眠術の3つだ。
どれも強力なスキルなのでユリは役に立つ。
だがユリはアラクネなのに少しだけ臆病な性格で実は戦闘に適さないが、そこは俺がカバーしている。
「こっちも本気を出しますよ~突風陣!!」
ハーピィのミヒルはさらにレベルアップして風系統のスキルを覚えた。
風を自在に操る上に強力な風を生み出せるのでなかなかに強力な仲間となった。
蹴りも凶悪で蹴りの威力だけなら我が従魔の中で最強かもしれない。
「ご主人様僕も行きます! 統率!!」
シルバーウルフのシルフは男の子だ。でも群れを操る能力があるので集団戦で役に立つ。
シルフを召喚するとシルフは仲間のシルバーウルフを大量に召喚できる。
群れの数はざっと見た感じ30体はいる。
これだけの群れで火炎系のモンスターを相手するのは多少は楽かもしれない。
「オレっちも本気を出すぜ~~~!!! 唸れ如意棒!!」
孫悟空は最近やっと倒すことが出来るようになって実力を認めてもらいやっと仲間になった。
孫悟空の実力はかなりのもので如意棒を使った単純な超戦闘力に筋斗雲という便利な飛空アイテムに乗ることで空から敵を攻撃できるという点もある。
パワーはパーティの中で一番強力かもしれない。
今回はマシロとレイジとマリさんと金剛さんとエリーも来ている。
「悪い魔物はどこだーーー!! マシロお姉さんが倒しちゃうよーーー!!」
マシロは相変わらず体術が鬼のように強い。うさぎのように跳ねるように飛びあがり上からの飛び蹴りが強力。うちのミヒルよりも人間だと最強のキック力だ。まあミヒルの方が上だけどな。
「D578NK シンマリアカサムラボアマキネ……深淵の夜見」
マリさんの空想魔術はダークファンタジーの領域に突入している。自身の思い描く最強の最悪の最恐の魔術を行使できるようになっている。
マリさんは最近イギリスから仕入れている古い中世の魔術本を読み漁っている。
魔術をどんどん進化させるために努力は惜しまない。
マリさんのダークな魔術によりイフリートは極滅的な束縛と存在を削る術法をかけられた。だが抵抗するイフリートは最大出力で炎波を放った。
俺は全体波状防御結界を張る。全員に対して全ての抵抗を1000パーセント上昇させる結界を張った。
現状は熱抵抗を10倍にするのがやっとだ。後は強力な防御壁でなんとかするさ。
ムウが水魔撃を放つ。圧縮された水弾はイフリートのHPを少しずつ削って自身の精霊力を低下させる原因を作り出す。
俺は崩界の割斬岩をイフリートの上空からお見舞いする。
イフリートは巨大な岩石により命の灯を消されたようだ。
かくしてサマーインパクトは終焉した。
だがこの後日本中に衝撃が走る。
俺たちは夢幻の冒険者としてマスコミにスクープされてしまう。
なお俺は仮面を被っていた念のためにオ〇ラ座の怪人的なやつを。
だがマシロとかは仮面を付けるのを拒否。
レイジも嫌だと言っていた。
マリさんは可愛い猫の仮面をしていた。
金剛さんは金色の仮面でした。
サマーインパクトは大々的に報道された。俺たちは英雄と騒ぎたてられるのを嫌ったのだが世間はそれを許してくれなかった。
夏の終わりです……評価とお気に入りをお願いします。




