37話 渋谷ダンジョン先行開放
2027年5月10日。渋谷ダンジョンが先行開放される日だ。
朝9時に先行探索士となった100名のメンバーが渋谷ダンジョンに入ることになる。
最低でも2名とパーティメンバーは決まっているただし例外はある。
最初の体力テストでオールAを叩き出した人物に関してなどそういうのはソロで入ることが許されるようだ。
渋谷ダンジョンに入る探索士にはダンジョンマーカー通称Dマーカーをつけることが義務付けられる。
Dマーカーは位置情報と時間に倒したモンスターの種類や数などが記録されるように作成されている。マップも自動で作られるので道に迷うことはない。
これとダンジョンで手に入るものはカードとして入手できるのは政府も巷の住人も理解している。
だからダンジョンマーカーは容易に入手アイテムの管理が出来るのだ。
5月10日はそれほどの混乱はなかった。
Dマーカーの使用感はなかなかの物だと探索士たちに好評のようだ。
ドロップする素材やアイテムや武具に防具やモンスターカードと言われるモンスターが召喚できるカードもドロップするということで皆がそれらを確保しようと必死だった。
モンスターカードはランクがあるようだ。
今のところ自衛隊が取得したBランクのオーガキングのモンスターカードが最高だ。
今回の渋谷ダンジョンの先行開放ではEランクのハイゴブリンやFランクのゴブリンのモンスターカードをゲットしたものもいるが……
モンスターカードは呼び出したいモンスターを召喚するもの。
召喚した後にそのモンスターが敵のモンスターにやられた場合モンスターカードは消失してしまう。
だがモンスターカードでモンスターを召喚するにはMPを使用するようだ。
しかもレベルが低いと一度に1体しか召喚できないなどの召喚制限があるようだ。
ただモンスターカードはなかなかに取り扱いが難しいカードだ。
強盗や暴行など犯罪に利用できるからだ。
なので探索士は国がマークしている。
探索士はダンジョンで得たスキルや魔法を公共の場所で許可なく使用して人や物を傷つけたり破壊行為を行った場合すぐさま探索士の資格を剥奪するとしている。
ダンジョン探索士法という法律が制定されたのは間もなくのことである。
渋谷ダンジョンの攻略は進みに進んでいった。
渋谷ダンジョンが正式に一般開放されたのは3か月後の8月10日からだ。
そうしてさらにそれから2週間ぐらいが過ぎて渋谷ダンジョンは活発になっている。
8月27日。サマーインパクトと呼ばれるダンジョン拡張が始まった。
またもや渋谷ダンジョンからモンスターが溢れる現象が起きた。
その頃俺は夢幻の塔の53階層を攻略していた。
レベルはもう100を超えていて128だ。
仲間もまあまあ増えた。
ガチャから出た仲間はまだ出てないが召喚できるユニットが増えた。
シルバーウルフのシルフに夢幻の塔で仲間にしたアラクネのユリとスライムのムウだ。
そんな感じで仲間の従魔が増えていたがサマーインパクトが降り注いだのだ東京に。
俺たちは一気に動いた。
どうなる東京……魔物たちの氾濫は止められるのか?




