35話 夢幻の塔 その2
俺は睡眠魔法にかかって昏睡していた。
だが起きた瞬間にスキルを得た。
【睡眠耐性Lv1を獲得しました】
うむ……睡眠魔法にかかって起きたら睡眠耐性とは……眠れなくなるのは困るけどな……
現在5月になって久しい。
5月2日だ。世間的にはゴールデンウイークだがまあどうでもいい。
今回は魔理さんも呼んでおいた。マリさんの家に行き一緒に神空間に飛ぶ。
そうやって一緒に夢幻の塔に攻略するように頼んだ。
「私でよければいいですよ~天重郎さんは心配さんですね」
なんか少し小ばかにされたけど気持ちがいい……あれっ俺ってMなのかもしかして?
そんなこともあり今回はカレリナとミヒルとアテナとエリーとマリさんの6人パーティで行くことになった。
1階層を彷徨っていると今度は毒カラスとかいう変なカラスが俺を啄んできた。
俺は毒にかかる。のたうち回る苦しみをマリさんが解毒魔法で治療してくれた。
【毒耐性Lv1を獲得しました】
今度は麻痺攻撃をしてくる痺れスライムが俺の顔に降りかかって来た。
【麻痺耐性Lv1を獲得しました】
もういけるところまでいくぞ!! 俺は夢幻の塔のダンジョンの毒と麻痺と睡眠攻撃とか呪い攻撃とか受けまくった。
【呪い耐性Lv1を獲得しました】
【腐食耐性Lv1を獲得しました】
やればできるとはこのことなのかとさまざまな耐性を得た俺は無敵かと思われた。
ボムボムボムとかいう爆弾のモンスターに自爆攻撃を喰らった。
爆発耐性は得られなかった。体は焦げ焼けて自分で治療魔法をかけた。
【エリアヒールを覚えた】
まさかの全体回復魔法を覚えたようだ。なんかどんどん強くなっているのは嬉しいが……まあいいだろう。
そしてようやく2階層の階段が見えてきた。
上ると相も変わらず普通の銀色の通路だ。
モンスターはハイコボルトにハイゴブリンにゴーストライダーが出現した。
ゴーストライダーは屍馬に乗る首無し騎士だ。
かなりの攻撃力だ。俺は左胸を切り裂かれた。
「天重郎さん……エクストラヒールです」
「すまない魔理さん……」
「天重郎……このような雑魚相手に苦しむ様ではおまえのレベルが足りてないぞ……はっ!!」
エリーが爪で強引にゴーストライダーを斬り伏せた。
異常な攻撃力だ。俺だと5撃与えないと倒せないのに1撃だと……!?
そんなこともありゴーストライダーが最大の敵のようだ。
俺は祈るようにこの空間で仲間に頼らないといけないようだ……もっと強くなりたいな。
ゴーストライダーが黒い異常な蒸発のオーラを放っている。
そしてゴーストライダーが巨大化した。
バルーンビックという魔法のようだ。自身の体の粒子を気球のように膨らませて敵を威嚇するスキルのようだ。
一応HPが上昇する効果もあるとか……鑑定で知った情報だ。
だがアテナが普通に倒してしまった。
まあ知ってたよ。俺の出番がないことに……
もっと強くなりたいと願う俺はどこまでいけるのか……




